趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
台湾旅行の初日。ナイトツアーからホテルに戻った一行なのですが、ツアーの途中でいただいた夕食の際にちょっとばかりビールを飲んだくらいだったので、私を含むうち何名かは、正直、もうちょっと飲みたい気分だったというか。それでまた、ホテルのフロントでうちのリーダー(筆頭飲み師)が訊いてみたところ、教えていただいたのが「熱炒(ルーチャオ)」と呼ばれる、いわゆる台湾式居酒屋であるこちら。
で、お店到着したのが、午後9時半頃という遅めの時間だったにも関わらず、通りに面したオープンな店内(これも熱炒の特徴らしいです)はかなりの混雑。それでも2卓だけ空いていたテーブルに、何とか我々一行(9名)を迎え入れてくれたのですが、我々以外はすべて当地のお客さんっぽい雰囲気で、前隣の卓では当地でメジャーな遊びらしいサイコロの数当てゲームで盛り上がっていたり(その後盛り上がり過ぎてお店のオバちゃお姉さんにガチで怒られていた。)、後隣の卓では、どう聞いてもケンカにしか聞こえないような激しい口調で何かを言い合っていたりと、台湾に来たことを実感できる、カオスな雰囲気がたまりませんね。
そんな中、以下のものを色々といただきつつビールをしこたま飲んだのですが、皆で店員のお姉さんと色々やりとりしながらあれこれ注文したので、誰が何を頼んだのかがわからず、この記事を書くにあたって料理の正確な名前と値段が不明となっていることをご了承ください。ちなみに、料理は1皿80~200元(鍋料理は数人前ある結構デカイ鍋1つで460~480元)で、(品名に対する)日本語での説明書きもお店にはちゃんとありますので、初めて行かれる方もご安心を。
お通し的に出てきた枝豆
台湾でも最初に出てくるのが枝豆だったので思わず笑ってしまったのですが、味付けはやはり台湾というか、八角をはじめとするスパイス類がよく効いていて、クセになる味わいでした。
イカのクチバシとピーナッツなどを炒めたもの
これは、お店のお姉さんがお薦めしていた品。日本語の説明書きに「鹽酥龍珠 イカのくちばしを揚げたもの」とあるので多分それかと。だとしたらお値段は120元です。で、これがお薦めするだけあって、ビールにものすごく合う!揚げたイカのくちばしは香ばしく、更にそこに細めのネギとピーナッツが、風味や食感のバリエーションをプラス。味付けは塩コショウベースだったかと思うのですが、加えてこちらのお店の味付けは、どれも基本的にニンニクと唐辛子がハッキリと効きパンチがあるのが、わかりやすくて良いですね。
干しイカ、干し豆腐、セロリなどを炒めたもの
日本語の説明書きに「客家小炒 干しイカなどの炒めもの」とあるので多分それかと。だとしたらだとしたらお値段は120元です。で、材料に干物を使い、更には「客家」名前が付くことから台湾の一部でメジャーな客家料理ということになるんですかね。ちなみに味付けは、若干甘味のある醤油ベースだったと思うのですが、そこに前述のとおりニンニク+唐辛子もバッチリ。また具の中では、細いセロリが香り良く印象的でした。
茹で(蒸し?)海老
今回いただいた中では数少ない(お通しの枝豆以外では唯一)ニンニクと唐辛子が効いていない料理。日本語の説明書きの中に「燙沙蝦 茹で海老」とあったので、だとしたら150元です。それで早速いただけば、海老の新鮮さがよくわかる、プリップリの食感。添えられていたのは何とわさび醤油だったのですが、醤油は多分当地のもの。もっとも、新鮮なエビの身は甘みがあり、醤油を付けなくても問題なく美味しくいただけましたが。それにしても、「海老が食べたい」と頼んでおきながら、いざ実物を前にすると「やはり海鮮系はお腹が心配だ」といってあまり食べないってどうなんでしょうか?もっともそのお陰で、私一人で1皿以上いただき、堪能しまくったのですが。
羊肉の炒め煮?
これは羊肉の料理。日本語の説明書きの中に「炒羊肉 羊肉炒め」とあったので、だとしたら120元なのですが、今回記事を書くにあたってそれっぽい料理名で色々とググってもこれだけは出てこなかったので、間違っていたら申し訳ない。で、鉄鍋でアツアツの状態で出てきまたのですが、今回いただいた料理の中で、一番スパイシー。タレにはニンニク、唐辛子、コショウなどが効きまくりでかなり辛いのですが、逆にそれが後を引くというか。それに、一緒にに炒められているタマネギやベビーコーンなどの野菜にも、そのタレと肉の旨味が絡んで、これもまた。
百威啤酒(バドワイザー)
この日は店内に、いわゆるバドガールの格好をしたお姉さん(啤酒小姐というらしい)が居て、お願いすると愛想良くビールを出してくれたのですが、普段はセルフサービスで冷蔵庫から各自勝手に持ってくるシステムになっているようで。で、バドガールということで、折角だから百威啤酒(バドワイザー)からいってみたのですが、どこでいただいてもすっかりお馴染みの味というか。この軽さというか薄さ、個人的には嫌いじゃないです。
Tiger Beer(タイガービール)
次にいただいたのは、シンガポールのアジアパシフィックブリュワリーズ社が作るタイガービール。ラベルには書かれていないのですが、中国語表記だと老虎啤酒となるそうで。で、こちらはラベルに明記されているとおり製法的にはラガーなのですが、スッキリ飲みやすい味わいが良いですね。
台灣啤酒 小麥啤酒
その次にいただいたのが、台湾ビールが作る小麦ビールであるこちら。おねーさんに頼んだ人が意図していなかった物が届けられたそうなのですが、まぁ、いいかと。で、小麦ビールの味って特徴的だと思っている(っていうか、個人的には、小麦ビール=クセがあるという認識です。)のですが、これもそう。ビールなのに、ちびちび飲みたくなる味というか。
台灣啤酒 黑MINE
最後にいただいたのが、ラベルに「ALL MALT BEER」と書かれているこちら。後で調べたところ、MINEというのは台湾ビールのオールモルトビールの銘柄だそうで。で、これはその黒ビールVer.になると思われるのですが、通常のものと比べると、確かに濃い味でコクもあり黒ビールっぽい味。ですが、さすが台湾ビールというか、黒ビールであっても相当軽いです。でも、個人的には嫌いじゃないですよ。
というわけで、とても美味しい料理をつまみに飲むビールは最高だったのですが、料理は各2皿ずつ、ビールは数本ずつ(確か、バドワイザーが3,4本、他の物が2本ずつ)いただいたにもかかわらず、お会計が2050元、日本円にすると8000円弱というのに驚いたというか。(9人でお伺いしたので、一人あたり900円もかかっていない計算になるんですよね。)なので、一度行っただけですっかりと熱炒のファンになってしまいました。吃飽了(チーバオラ)!
平成27年10月訪問
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