趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
帯広競馬場とばんえい競馬について、歴史的な経緯などは前回お伺いした時の記事で(その1、その2)でわりと詳しく書いた(つもりな)ので、今回は最近の動向についてさらっと。
北海道で行われていたばんえい競馬が、それまでの帯広競馬場(帯広市)、北見競馬場(北見市)、岩見沢競馬場(岩見沢市)、旭川競馬場(旭川市)の4市4箇所の競馬場での開催から、売上額の減少による北見市、岩見沢市、旭川市が撤退。『ばんえい十勝』として帯広競馬場での単独開催となったのが、平成17年度(2007年度)のこと。その年こそ、ナイター開催の開始などによって売上を伸ばし、単年度黒字も達成したのですが、翌年度から売上額、入場者数とも減少傾向となり、単独開催3年目となる平成21年度(2009年度)には、廃止について再び取りざたされるようになってしまいました。
それでも何とか、平成22年度(2010年度)以降の開催が決定。また、平成22年8月には、競馬場の敷地内に観光交流拠点施設である『とかちむら』がオープン。減少が続いた売上額も、徐々に下げ止まり傾向となり、その後インターネット投票の増加などによって、平成24年度(2012年度)からは、売上額が前年度を上回るようになりました。
平成25年(2013年)6月からは帯広競馬場でJRA馬券の発売(J-PLACE帯広)が開始され、その売上手数料でも収入を得られるように。更には入場者数も増加し、平成25年度については、とうとう平成19年度の売上額を上回ることに。更に平成26年度(2014年度)には、売上額、入場者数とも単独開催となって以降の最高を記録しました。
そして今年度からは、平成17年度のナイター開始と共に設置されたコース脇のイルミネーションが一新されたのですが、これは馬券のインターネット販売を行っている楽天競馬が、毎年ばんえい競馬に対して行っている応援企画の一環で実施したもの。また昨年後半から工事を行っていたスタンド裏手のふれあい動物園も、規模を拡大してリニューアルオープンしました。
あと、帯広競馬場は、以前から売られている馬券の種類が単勝、複勝に加え、馬単、馬複、枠複と二連勝式、決して多いとは言えず、いわゆる射倖心があまりあおられなかったのですが、平成23年(2011年)8月からは、三連勝式馬券(三連複、三連単)の発売が開始(替わりに枠複が廃止)に。またそして平成27年(2015年)4月より、ワイドの発売開始と枠複が復活しました。またインターネット(オッズパークLOTO)限定ながら、平成22年1月からは五重勝、平成27年12月からは七重勝式の発売が開始されています。
【正面は帯広競馬場です】
この日は朝から、というか昨晩から帯広市内にいたのですが、午前中は六花亭本店からの豚丼2連発(その1、その2)という食べ歩きをキメてから、帯広競馬場へ。
【大種牡馬イレネーの像】
【とかちむら】
【十勝輓馬神社】
それで、帯広競馬場に到着したのがまだお昼前だったので、午後1時の競馬場開場時刻までは入口のことろのイレネー(十勝の馬産の礎を築いたとも言われる大種牡馬)像を見たり、とかちむらをブラついたり。それで、とかちむらの中には、前回来た時にはなかった十勝輓馬神社というのが出来てました。それにしても、今日は日曜日ということもあってか、ツアーバスが駐車場に続々と入ってきていました。
【開場!】
【リッキーさん】
それで午後1時に競馬場が開場。入り口のところには、ばんえい十勝のマスコットキャラクターであるリッキーさんがいらっしゃいました。で、このリッキーさん。確か、後述するばんえい十勝のPR馬、リッキー号の着ぐるみが元で、現在のは2代目。もっとも、初代の方も、平成24年頃までは使われていたようなのですが、初代に較べると、だいぶ可愛くなったなぁ、と。
で、あとは競馬場内の施設について、前回お伺いした時から変わったところを含め、場所ごとに以下に。
【スタンド入口】
そういえば、メインの出入り口がスタンドの端にある競馬場って、他になかなか無いと思うのですが。
帯広競馬場では、前述のとおり平成25年からJRA馬券の発売が開始されたのですが、その名称がJ-PLACE帯広。それで入場後、ばんえい競馬の第1レースまではまだ時間がかなりあったので、ウォーミングアップを兼ねてひと勝負することに。
【J-PLACE帯広】
で、(実際には一度、予約していた後述の3階プレミアムラウンジに一度寄ったのですが。)階段で2階に行き奥方向に進むと、そこがJ-PLACE帯広。っていうかここ、開場して早々に、馬券オヤジ達でかなり賑わっていました。ちなみに、収支の方もちょっとだけ儲けることができ、何より。
【プレミアムラウンジ】
【サービスのドリンク(2人分)】
【今回の席からの眺め】
今回も前回お伺いした時と同様、スタンド3階のプレミアムラウンジを利用しました。で、前回は月曜日だったせいか飛び込みでも大丈夫だったのですが、今回は事前に予約しておいて良かったというか、日曜日ということもあって途中、満席状態になっていました。あと、システムが若干変わり、前回は1人1000円で専門誌や缶ビールなど選べるチケットが付いていたのですが、今は1人500円でドリンクが1人1本サービスという内容に。
【資料館】
ここは、確か前回お伺いした時には無かったもので、スタンド1階の一画、パーテーションで仕切られたスペースが「資料室」として、かつてのばんえい競馬のポスターや色々な資料が展示されていました。で、なかなかに興味深かったです。
【ビアガーデン】
スタンド内ではないのですが、その脇では、夏季限定でビアガーデンが開かれていました。で、腹具合に余裕があれば、こちらでも飲み食いしたかったのですが、豚丼など食べ歩きしてからお伺いしてしまったため、残念ながら…。
今年、リニューアルオープンしたふれあい動物園園時間は、土~月曜日のばんえい競馬開催日が午前10時~午後5時、水~金曜日の非開催日が午前11時~午後3時。火曜日は閉園となっています。また、展示内容については、帯広市特別嘱託職員として、馬車を曳いたりそりを曳いたりしてばんえい十勝をPRしている(なんと、関東以西まで出張してPRもしています。)輓馬(ばんば)が3頭の他、1回300円で体験乗馬することができるクォーターホースやアパルーサ、ポニーと行った種、えさをあげたり出来るミニチュアホース。あと馬以外にも、ヤギやヒツジ、ウサギにニワトリも。ちなみに、リニューアル作業は厩舎関係の方々も手作りで協力されたそうで、ほんと、頭が下がります。
【馬車を曳いて帰ってきたキング号】
で、そのふれあい動物園に行こうとした時、馬車を曳いていたPR馬のキング号が、丁度帰ってきたところでした。ちなみにふれあい動物園には、キング号と合わせて3頭のPR馬さん達がいらっしゃいます。
【ふれあい動物園】
この写真だけ閉園間際に撮ったので妙に黄昏れちゃってますが、入り口付近から奥方向を。ちなみに、動物園の中央が体験乗馬用の馬場で、その周りをPR馬の馬房や、ポニーのいるテントや他の動物が取り囲むようになっていて、更に一番奥には、リニューアルオープンした時にできたばん馬ギャラリーという施設もあるのですが、そこには輓馬の写真の他、トイレと休憩時が設けられていました。
【リッキー号】
【ニンジンを食べるリッキー号】
それでまずこちらが、帯広市特別嘱託職員として再先任かつ最年長のリッキー号。平成19年に任命された17歳です。で、17歳というと輓馬でもかなりの高齢になるためか、最近は遠くまで出張に来ることは無くなりましたが、何時までもお元気でいただければ、と。
【ミルキー号】
こちらは、リッキー号に続いて平成20年に任命されたミルキー号で、御年12歳。昨年、BAOO高崎でも会っているので、個人的には三度目のご対面となりますが、その度、仕草とかちょっとお茶目な性格っぽく見えるんですよね。
【キング号】
こちらは、先程馬車を曳いていた、今年任命されたニューフェース。ウェーブがかったたてがみがイカしてます。5歳とまだまだ若いので、こけからもバリバリ活躍してくれるでしょう!
【チッチ号】
こちらは、ふれあうことが出来る2歳牡のミニチュアホース。かわいらしいですね。で、先述のとおりこの子たちにはエサのニンジンをあげる事が出来ますが、そのニンジンは、ばん馬ギャラリーのところで、1カップ100円で売っています。
と、ここまでで結構長くなってしまったので、今回は一旦ここで切りたいと思います。で、次回は、レースの様子などを中心にする予定というか。
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