趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事から続く帯広競馬場の訪問記なのですが、今回は、競馬場グルメと、参加したバックヤードツアーとについて。
で、どうでも良い話なのですが、私がばんえい競馬にハマったきっかけの一つは、かつてスカパー!のグリーンチャンネルで放送していた、『全国競馬便り』という地方競馬の番組。丁度、スーパーペガサス号という馬が重賞を勝ちまくっていた頃で、井馬博実況アナ(残念な事に、平成24年3月いっぱいで引退されました。)の名調子と共にものすごい衝撃を受けました。「ペガサスだペガサスだ、スーパーペガサスだー!!」という台詞は、今でも脳裏にしっかりと焼き付いているんですよね。更にその後、同じくグリーンチャンネルで放送した『競馬ワンダラー』という番組の、存続問題で揺れていた2007年2月に放送された『ばんえいに恋して』というスペシャルを観て完全にハマったというか。そしてその後は、ネット投票のオッズパーク及び楽天競馬に加入し現在に至る訳なのですが、なんていうか、本当にどうでも良いですね。
現ナマ勝負はもちろんの事、個人的に競馬場での楽しみといえば、いわゆる競馬場グルメ。今回も、同行者といろいろいだだいてきました。
【元祖カレーラーメン 650円】
【豚丼 650円】
【いもだんご 220円】
【1階飲食コーナー】
帯広競馬場の1階には飲食コーナーがあるのですが、そこでいただいたのがこちらの品々。まずは、帯広競馬場名物と言われている?、元祖カレーラーメン。店頭にぶら下がったPOPには「昭和49年からの伝統の味」と書かれているのですが、昭和49年と言えば現在のスタンドが竣工した年なので、その時からやっているという事ですかね?で、その元祖カレーラーメンですが、醤油ラーメンの上にカレーライスのルーがのった物で、見た目どおりというか、想像通りの味。ちなみに、カレーのルーは結構甘口なので、どなたでも食べる事が出来るんじゃないでしょうか。また若干太目の麺はムチッとした噛み応えがあって、カレーのルー入りスープと意外なマッチング。個人的には、ライスがとても欲しくなりました。また、今やすっかり十勝名物となった豚丼ですが、こちらにも売っています。同行者がいただいた物を味見させて貰ったのですが、そのお味のほうは、市内にある専門店とは較べられないというか、何とも家庭的な味なのですが、雰囲気を味わうには充分なのではないでしょうか?ちなみに、味噌汁ではなく醤油味のスープが付いているのですが、(多分)ラーメンのスープを若干薄めた物にお麩などを入れた物かと。(これはこれでアリだと思いますが。)そして、北海道のローカルフードであるいも団子も売っていたので購入。奥の串はジャガイモベース、手前の串はカボチャベースになっていて、味付けは醤油と砂糖を使った、甘じょっぱくて何とも素朴な感じのものでした。
【若どりレック 350円】
【焼とりの田中屋】
こちらは、スタンド入口付近の出店で購入した物。ところで「レック」って、「レッグ」のことなのでしょうかね?で、注文すると保温器から出てきたので焼きたてとはいきませんでしたが、手づかみで豪快にいただく(お手ふき様のティッシュをこちらも豪快に渡されました。)ジャンボサイズの鶏肉は、ジューシーで塩加減も丁度良かったです。ちなみに今回、スタンド3階にあるプレミアムラウンジというところで観戦したのですが、そこのテラス席で見ていると、こちらから来ると思われる何とも香ばしい匂いが、始終漂ってきていました。
【たいやき 120円】
【スタンド1階売店】
こちらは、スタンド1階に出ていた屋台というか出店というかで同行者が購入したもの。ちなみに、味は何種類かあったそうなのですが、チーズ味をチョイス。いただいた同行者曰く、「チーズとマヨネーズの味がして、おいしかった。」との事です。
帯広競馬場では競馬開催日にバックヤードツアーが行われているのですが、今回、折角なので参加してみることにしました。
まずは競馬場入場早々にスタンド1階のインフォメーションにて参加申込を行い、バックヤードツアー中に行われる第6レースと、念のため次の第7レースの馬券を購入してから、集合時刻(第5レース発走の10分後)のちょっと前というか、16時40分発走の第5レースをエキサイティングゾーンで観戦した後、集合場所のスタンド1階インフォメーションに向かいました。
【今回お世話になった係の方】
【いざ出発】
集合すると、まずは出席者の確認と、内容などの説明が。で、結構な人数(確か20人くらいでしたっけ)が集合したのですが、確認する時の「○○県からお越しの~」というのを聞いていると、全国からファンが集まってきているんですね。
【業務エリア入口】
注意事項の説明と手の消毒をした後、いよいよ、関係者以外立ち入り禁止のエリアに入場。
【装鞍所】
【装鞍所入口(にある体重計)】
【固体確認中】
【馬具】
【馬装中】
最初に来たのがこの装鞍所。ちなみに、装鞍所と言ってもばんえい競馬の競走馬に鞍は付けないので、そりを引くための馬具を装着するのですが。で、競走馬は入口のところで馬体重計測ってから装鞍所に入り、その馬が本当にその競走馬なのかの固体確認、馬具の装着、蹄鉄の点検が行われている建物に入るのですが、その建物は2棟あって、偶数レースと奇数レースで使い分けられるとのことです。
【コース整備に使うトラクター類】
装鞍所を見学した後はパドックやゴール地点の裏を通って移動するのですが、その途中に置いてあるのがコース整備に使用するトラクター類。ちなみに、競馬場のコースはレース毎に整備されるのですが、このトラクターで整備できるのは平坦部分だけで、障害の部分は人力で整備されているそうです。
【調教用のそりの説明】
【一面に並ぶ調教用そり】
次に向かったのが、調教用のそりが置いてあるところ。これだけの数が並ぶとなかなか壮観な眺めというか。ちなみに、練習用の馬場は競馬場敷地の奥の方にあるそうです。
【トロッコ】
次は、ゴール付近というかトロッコのところに移動。ちなみにこちらのトロッコというのは、レースで使用したそりを再びスタート地点まで戻す為に使われている鉄道のような設備。昨年の新聞記事によれば約40年前夕張市の炭鉱からレール・枕木を譲り受け敷設し、当初はトラックで牽引していたのですが、効率化の為に市内の自動車修理工場で機関車を作成し、それも最初はガソリンエンジンだったのですが、非力な為現在の物はディーゼルエンジンを使用しているとのことです。
で、そんなこんなしているうちに17時10分発走の第6レーススタート時刻となり、着順掲示板横あたりから観戦。エキサイティングゾーンよりも馬場に近く、公正な競争に影響が出る恐れがあるとの事で、写真撮影と声を出しての応援は禁止なのですが、写真はともかく、馬券握りしめて間近で観るレースは、ついつい声が出そうになってしまいます。
【競技後にそりを積み込むところ】
【スタート地点に向かうトロッコ】
そしてレースの後は、競走馬自らがそりを曳いてトロッコに乗せ、スタート地点まで向かうところまで見学。運転手さんは後方のそりの確認の為後ろ向きに座りって運転していました。それにしてもこのトロッコ、ものすごく乗りたかったなぁ。(競馬ワンダラーでも出演者がとても嬉しそうに乗っていましたっけ。)
【裏手からみたパドック】
【大河原ジョッキーが競走馬に跨るところ】
そしてお次はすぐ近くのパドック付近に。7Rの出走馬が入って来て周回しています。ちなみに、ばんえい競馬のレースで騎手はそりの上で馬を操るのですが、パドックからスタート地点までは、馬に跨って移動します。で、他人の助けを借りず1人で馬に跨り、鞍も付けずに馬に乗るのは、かなりの高等技術だそうです。
【検量所】
【ゴール地点付近から見たコース】
次は、パドックから反対側のゴール地点付近にある設備の説明。検量所は、騎手の重量がちゃんと定められたとおりになっているのか検査する場所。また、決勝写真タワーはゴール後すぐにゴール時の写真を現像し、着順を確定する裁決委員に渡すのですが、その方法はタワーと裁決員のいる部屋との間に渡されたワイヤーを使って受け渡しをするらしいです。
【調整ルームと厩舎区間入口】
最後は、レース期間中騎手が隔離される調整ルームと厩舎区画の入口へ。で、調整ルームというのは競馬開催期間(ばんえい競馬は基本的に土・日・月曜日の3日間開催)に騎手が一時的に入る施設で、レースの公正さを保つ為、開催中は携帯電話の使用を含む外部との接触禁止という事になっているそうです。
と、本来のバックヤードツアーはここまでなのですが、希望者(ほぼ全員希望したようで)は、この後さらにもう1箇所見学させてくれました。
【ライブスタジオ】
というわけでスタンド2階にあるに移動。中には、中継でお馴染みの方々がいらっしゃり、短い時間ですが色々と為になるお話しを聞くことが出来ました。また、希望者は、セットに座って記念撮影することもできました。
以上で、バックヤードツアーは完全に終了したのですが、普段目にすることの出来ない部分を見たり、知らなかったことが聞けたりして、本当に面白かったですね。競馬は何より『公正』が前提でなかなか難しい部分もあると思うのですが、開催してくれる関係者の方に感謝です。
というわけで、是非とも一度生で見てみたかったばんえい競馬及び帯広競馬場を堪能したのですが、実際に生で見てみると、更にハマってしまったというか。それと共に、この競馬場、そしてばんえい競馬を、よくぞ残してくださったというか、廃止が取り沙汰された際に存続に向け努力した、また現在もされている方々には、本当に頭が下がる思いです。なので、是非とももう一度(というか何度でも)行って、楽しんできたいですね。
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