趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
日帰りで福島に行ったその翌週。今度は、飛行機で飛び立ちました。
実は今回の旅行。元々はANAのマイレージの(一部)期限切れが迫っていたという理由で、昨年12月の13日(土)から14日(日)にかけての1泊2日で、愛媛県内にある今治城、湯築城、松山城、大洲城、宇和島城という5つの日本100名城を巡る予定で段取りをしていました。しかしその後というか行くちょっと前になって、そのあたりにどうしても避けられない仕事が発生したので日延べとなり、色々勘案した結果、マイレージの期限切れギリギリとなる1月11日に帰ってくることにして計画を立て直したのですが、その時、休暇を1日足して2泊3日にすれば、愛媛県内の5つの他、徳島県にある徳島城、更には瀬戸内海を挟んで反対側の広島県にある福山城まで回ってこられることがわかったので、そのように。それにしても、3日で7つのお城を巡るというのは、自分で計画を立てておいて何ですが、かなりのハードスケジュールじゃないのかと。
【首都高羽田空港出口】
【出発を待つANA583便】
【離陸前に見えた富士山】
午前4時頃、自宅を出発し、後は最寄りのICから東北道、そして首都高と走って羽田空港のP3へという、個人的に何度も通った道。この時間だと渋滞もなくスムースで、2時間少々で到着しました。それにしても、首都高は毎回、どこから湾岸線に入るかでちょっと迷うんですよね。それで今回搭乗する松山空港行きANA583便の出発は、午前7時30分の予定。搭乗手続きをしてもまた時間に余裕があったので、保安検査所を通る前に朝食をと思ったのですが、この時間だとやっているお店がほとんどないという。ですがそんな中見つけたのが、天丼のチェーン店。開店は午前6時30分ということで、朝から天丼は少々ヘビーな気がしたものの、こちらのお店限定メニューをガッツリといただきました。で、その後はいよいよ飛行機に搭乗。ちなみに今回乗る松山空港行きANA583便の使用機材はボーイング777-200でした。特に目立った遅れもなく出発すると、誘導路をタキシング中、富士山が綺麗に見えた(ちょっと前まで、こういう時デジカメで写真撮れなかったんですけどね。)のですが、個人的には富士山見ると、なんかテンション上がるんですよね。
【松山空港に到着!】
【松山道走行中】
松山空港には、定刻の午前9時より若干遅れて到着。手荷物を受け取った後、送迎車で予約していたタイムズカーレンタルへ。今回は、走行距離が結構長い事(予定では3日間で700km弱。)を考慮して軽自動車ではなくその上のクラスにしていたのですが、元々マツダレンタカーだけあって、今回も去年の沖縄同様、マツダ・デミオが相棒と相成りました。ちなみにこのデミオというクルマ、運転しやすいので結構好きだったりして。そのデミオ号で、予定通り午前9時半頃にレンタカー店を出発。まず目指すは愛媛県のかなり南のほうにある宇和島市ですが、ここからだと90km弱の道程で、1時間半もあれば到着できそう。それで平日朝の松山市内を抜け、松山自動車道の松山ICから高速へ。といっても対面通行ばっかりで、あまり高速感はないのですが。そして終点の宇和島北ICから宇和島道路に入り、最初の出口である宇和島朝日ICから宇和島市内へ。市内の中心部に近づくにつれ、城下町特有の雰囲気が漂ってきました。そんな中、突如宇和島城の勇姿が目に入ってきたのですが、最初の目的地である宇和島城の前に、市内にある郷土料理のお店に寄り道を。ここで、かねてよりいただいてみたかった、宇和島の郷土料理をいってしまおうかと。で、そのお店はお城からほど近かったのですが、お店の前を通る道路の入口がわからず、ちょっと時間をロス。お店に到着したのは、予定の午後11時を10分ほど廻ったところでした。
【お店の外観と今回の相棒デミオ号】
【宇和島城天守】
【本日2度目の松山道走行中】
お店は大変素晴らしく、宇和島鯛めしや伊予さつまといった郷土料理を堪能してお腹も満たされたので、次は本日最初の目的地である宇和島城へ。正午頃からアタック開始して2時間弱かけて観てまわったのですが、現存天守のあるお城そのものはもちろん、それを取り巻く街の雰囲気がまた良かったというか。なので後ろ髪を引かれる思いで宇和島を後にして、再び宇和島道~松山道を通って、次の目的地大洲城のある大洲市へ。約40kmを約40分で走り、午後2時半頃到着しました。
【大州城天守】
【本日3度目の松山道走行中】
【立ち寄ったラーメン店】
それでこの大洲城。これの前に訪れた宇和島城同様に、その城下町の雰囲気を含めて良い感じ。国重文に指定されている櫓が街なかに点在することもあって、散策しつつそれらを堪能しました。で、その後ですが、午後4時半頃に大洲を出発。今宵の宿のある四国中央市へ向け、本日3度目となる松山道を東へ進んだのですが、その手前、同じ四国中央市にある評判のラーメン屋さんで夕食を。それが評判に違わぬ美味で幸せになったのですが、そこから宿までが案外遠く、カーナビの指示だとまた松山道に乗れとのこと。早く宿に着きたかったこともあってそれに従いましたが、高速使っても30分以上かかったという。それにしても、平成の大合併で自治体の面積がやたらと広がったし、市町村の名前も馴染みのないものばかりになってしまって何だかなぁというのを、旅に出るといちいち実感しますね。
【川之江JCT通過中】
【祖谷そば発見!】
【徳島ICから徳島市内へ】
旅の二日目は、午前7時前に出発。空模様がイマイチはっきりしないせいもあるのですが、この時間でもまだ夜が明けきらず薄暗いことに、自分は今、西国にいるんだなぁ、と改めて実感。で、昨日、四国中央市に泊まったことも含めて、今日の行程が今回の旅行のキモというか、当初の計画よりもわざわざ1日増やしたのは、このあたりに宿を取れば、追加した一日で、徳島県徳島市にある徳島城と、瀬戸内海を渡って広島県福山市にある福山城をまわれるからでして。それでまず目指す約100km先にある徳島城。三島川之江ICから松山道に乗り、続けざまに川之江JCT、東川之江JCTと通って徳島道へ。途中の吉野川SAで朝食をいただいたのですが、昔、国鉄(現:JR四国)阿波池田駅でいただいたことがある『祖谷そば』がここでもいただけることに感動しました。その後、吉野川と付かず離れずで走って徳島市内へ入り、午前9時前に到着。道中、山あいでは雨が降ったりもしていましたが、徳島市に近づくにつれ青空になったのが嬉しいです。
【徳島城の堀と石垣】
【跨線橋から見えた気動車】
【高松道走行中】
【瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)走行中】
【与島PAから見た瀬戸大橋】
【山陽道走行中】
徳島城では、お城を堪能した他、市街地方面からお城へと渡る跨線橋から徳島駅構内で待機するたくさんの気動車を見ることができたり、城内には蒸気機関車が静態保存されているなど、鉄分も補給できました。それで、午前10時半過ぎに徳島城を後に。予定より早く出発できたのは良かったのですが、お陰で、昼食に立ち寄る予定だった徳島ラーメンのお店がまた開いてないという。開店待ちしても良かったのですが、今日は行程上かなりの距離を、特に次の目的地である福山城までは180km程走る予定なので、とりあえず先に進んで時間的余裕を作ることに。デミオ号の給油を済ませた後、鳴門ICから高松自動車道に乗り、ひたすら東へ。途中、空腹に耐えかね、府中湖PAでうどんを啜ったのですが、当地の名店ほどではないにしろ、案外美味しくいただけました。そして坂井でICから瀬戸中央自動車道に入り、瀬戸大橋を北上。鉄道や高速バスでは何度か通った橋ですが、自分で運転するクルマでは初めてです。それで途中の与島PAで休憩したのですが、相方が美味しそうなうどん屋さんを発見して、先程いただいたばかりだったにもかかわらず、つい。で、これが期待どおりの味だったというか、このテの場所でいただいたうどんではトップクラスのお味に満足して移動を再開。早島ICから山陽自動車道早島支線に入り、倉敷JCTから山陽自動車道の本線へと入って再び西へと進み、福山東ICからは一般道へ。何度かクルマで走ったことがあるけどいつも混んでる印象の福山市内を走り、午後2時過ぎに福山城へ到着しました。
【福山城天守】
【広島県立歴史博物館】
【まだスタンドなどが残る福山競馬場跡】
福山城、そして隣接する広島県立歴史博物館を堪能(特に、歴史博物館内に中世の街「草戸千軒」を実物大で再現したものは大変素晴らしかったです。)し、予定ではここから福山市内の宿に直行することになっていたのですが、徳島城で作った貯金が効いて、日暮れまではもう少し時間がありそう。なので、同じ福山市内にある、(一昨年の3月で)廃止になった福山競馬場の跡地に行ってみようかと。相変わらず混んでるっぽい市内を20分くらい掛けて移動。それでまず、敷地外周を一回りしてみたのですが、ぱっと見、スタンドもあるし往事の姿を留めているように見えたのですが、敷地の周囲にはトタン板が張り巡らされ、更に川の土手から見たところ厩舎があった区域は更地になっていました。ちなみに残ったスタンドも、平成27年度には取り壊しになるらしいですね。その後、クルマを停め、かつての入場口付近にも行ってみたりしたのですが、無常感というか、どうにもならないやるせなさと寂しさが募るばかりで…。なので宿にチェックインした後は、憂さ晴らしに飲んで寝ようと思ったのですが、事前に調べておいたお店は相方の反対により却下。(確かに、混んでるわりには、一見だとちょっと入りづらい雰囲気でした。)さりとて、グダグダな精神状態になっていたので今更どこか別なお店を見つける気力もなく、駅近くのデパ地下で購入した地元っぽい総菜をつまみに、ホテルの部屋でしこたま(だけど翌日に持ち越さない程度に)飲みました。
【国道2号走行中】
【西瀬戸自動車道(しまなみ海道)走行中】
【来島海峡SAから見た来島海峡大橋】
旅の最終日。本日は、しまなみ海道で再び四国へと渡り、愛媛県今治市の今治城、松山市の湯築城と松山城と3つのお城を巡ってから飛行機に乗って帰るという、レンタカーの走行距離こそ約130kmしかありませんが、トータルではこの旅で一番ハードな行程。特に、最後に控える松山城は、以前にも訪れたことがあるのですが、その規模といい残っている当時の建築物の数(=国重文)といい、まさしく今回の旅のラスボスかと。それでまだ若干薄暗い午前7時頃宿を出発し、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)入り口の西瀬戸尾道ICを目指して国道2号を西へ。で、その間、消防団のポンプ車とやたらとすれ違ったのですが、福山市では今日が出初め式なんですかね。やがてしまなみ海道に入ると、名前のとおり島々を橋で渡りまくりますが、昨日走った瀬戸大橋とはまた違った印象。ちなみにどうでもいい話ですが、これで個人的に、本四連絡橋の3ルートすべてをクルマで走ったことになります。そして四国に上陸したところにある来島海峡SAで朝食をいただいた後、併設の今治北ICから一般道へと降り、午前9時前に今治城へ到着。じつは、あと1区間乗ればしまなみ海道の終点まで走れたところ、朝食でゆっくりしすぎたせいもあって断念したのですが、今にして思えば、走ってしまえばスッキリしたかなぁ、と。
【今治城の堀と主郭】
【国道317号走行中】
【道後公園(湯築城)を通過?!】
今治城を1時間半ほどかけて堪能し、午前11時頃、次の目的地である松山市の湯築城へ向け出発。今回の旅行中、クルマでの移動は高速道路(と高規格幹線道路)が圧倒的に多いのですが、ここから松山の間は国道317号を走ることに。で、距離にして40kmちょい、時間にして1時間20分ほどが、今回の旅行中、申し訳ないけど一番退屈な運転でした。(それでも、毎日のクルマ通勤に比べたらとてつもなく楽しいですが。)計画を立てる際、海沿いを走る国道196号を通るルートも検討したのですが、国道317号経由よりも時間が掛かるようなので断念。前述のとおり、この日は予定が詰まっていたので少しでも先を急ぎたかったというか。加えて今治市内でとる予定だった昼食も、先ほどの朝食がまだお腹にたまっているという理由でとりあえずスルーしたのですが、これが後々、いろんな意味で効いてくることに。それで道後温泉近くの湯築城近くには昼を少しばかり回った頃に到着。城跡である道後公園の駐車場は満車だったのですが、幸いなことに、10分ほど待って西側の停めることができました。
【道後公園(湯築城)西口】
【乗車した伊予鉄】
【松山城のリフトから見えた天守】
【松山城本丸】
事前に調べておいたところだと、今回廻る7つのお城で、滞在時間が一番短いと予想していたのが湯築城だったのですが、場内にある湯築城資料館でボランティアさんの説明と城主河野氏を紹介するビデオをガッツリと堪能してしまったり、その後相方の制止も聞かずに公園中央の小山に登ってしまったせいもあって2時間近く滞在して時刻は午後2時過ぎ。残すは松山城だけとなったのですが、ここが思案のしどころだったというか、予定ではレンタカーで松山城まで行こうと思っていたのですが、大観光地だけあって駐車場に心配が。一方こちらの道後公園西駐車場は来た時と違って空きが出始めていたので、申し訳ないけどこのまま停めさせてもらって、市内を走る伊予鉄で松山城まで移動することにしました。で、道後公園西口の目の前にある道後公園電停から伊予鉄に乗り大街道で下車。少しばかり歩いて松山城のロープウェイ・リフト乗り場へ。この時点で時刻はまだ午後2時半過ぎと、天守が閉まる午後4時半までだいぶ余裕があったのですが、さすがはこの旅のラスボス。こちらの攻略のマズさもあって、最後は駆け足で見て回る羽目になりましたが、結局食べそびれていた食事がたたっての空腹と疲労で、かなりしんどかったです。もっとも、途中で何か食べていたら、天守を営業時間内に見るのは無理だったんですが。
【夕暮れの松山市内】
【返却時のトリップメーター】
今回の旅行最後の目的地も(何とか)クリアしたので、あとはレンタカーを停めた駐車場まで戻り、松山空港近くのお店に返却して帰るだけなのですが、前述のとおり疲労困憊。大街道の電停まで歩くのと、伊予鉄の車内で立っているのが辛かったので、つい、目の前に停まっていたタクシーを使ってしまいました。で、その車中、ケータイに来ていたメールをチェックしたところ、なんと、帰りの飛行機が機材変更になったとのこと。予定では、ボーイング787に初めて乗れる予定だったんですが、ANAのアプリで調べたところ、ボーイング777(搭乗後-200と判明)になってしまったようです。そして午後5時過ぎに駐車場を出発し、夕暮れの松山市内を約30分ほど掛かって抜けレンタカー店へ。借りた時に0にしたトリップメーターは、694.7kmになっていました。ちなみに今回借りたタイムズカーレンタルさんですが、全体的に好印象で、更には松山空港まで送ってもらった後、相方がレンタカーの車内に忘れてしまっていたマフラーを空港まで届けていただき、本当に有り難かったです。(タイムズカーレンタルさんの名誉のために付け加えると、件のマフラーは、返却時のチェックではパっと見だとわからないところに仕舞い込んでいたようで。)
【出発を待つANA598便】
【羽田空港駐車場への連絡通路】
【首都高速走行中】
午後6時前に空港に着いた(というか相方の忘れ物を届けてもらった)後は、飛行機が出発する午後7時30分まで多少余裕があったので、まずはレストランで朝以来ずっと食べ損ねていた食事をいただいき(本当に人心地つきました。)、その後土産物をゆっくりチョイスして(今回初めて買ったハタダの御栗タルト、美味しゅうございました。)飛行機に搭乗。機内では寝て体力回復に努めました。そして、定刻の午後8時55分より少々遅れて羽田空港に到着後、手荷物を受け取り駐車場に止めたクルマへと向かうのですが、駐車場への連絡通路を渡る時、現実に引き戻される感があるのが辛かったりして。もっとも、ここから自宅までは首都高、東北道を経由して170km以上あるのですが。(なので、レンタカーと合わせると、今回の旅行で1000km以上走ったことになりますね。)
というわけで今回の旅だったのですが、おおむね天候にも恵まれたし、計画通り7つのお城を廻ることができたし、宇和島の鯛飯などご当地グルメもいただくことができたしと、かなり充実していたというか。(あとこれは嬉しくない方の充実ではないけど、とり壊し前の福山競馬場の姿を見ることも出来たし。)中でも、7つのお城と城下街には当たり前ですがそれぞれに違った魅力があり、必ずやまた訪れると思ったお城と街もいくつかありました。ただ、行程的にはわりと(某どうでしょうで言うところの)合宿状態だったので、立ち寄りたいと思っていたお店に寄れなかったり(特にラーメン)するなど、ちょっと残念なところも。(この辺のバランスが、私がイニシアチブを取ると、どうしても無茶な方へ無茶な方へと行ってしまうんだよなぁ…。しかも、その反省は次回に生かされないという…。)
ともあれ、思い切り楽しんできた事には間違いはないし、また旅に出たくもあるのですが、今度は、どこに行くことになりますやら。(って実は、この時点で、この次、更にその次まで予定が決まっていたんですがね。)
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