趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事のお店でいただいた後、今度は沖縄自動車道で一気に北部へ移動し、沖縄美ら海水族館を観光。そしてその後お伺いしたのが、美ら海水族館と同じ本部町にある、これまた有名なこちらのお店に。
カーナビの指示に従って本部町の中心部に向かい、とても雰囲気のある小さな市場に入ると、その市場に隣接したところにお店はありました。(ちなみにぜんざいで有名な新垣ぜんざいはこちらのお店の斜向かいにあって、是非ともセットで訪れたかったのですが、残念ながらそちらは定休日でした!)見るからに老舗っぽい建物に入店すると、店内の壁一面には有名人のサインがたくさん貼ってあります。厨房と店内を仕切る壁にはメニューが貼ってあり、そのメニューは、そば小とそば大、それとジューシーのみというシンプルな構成。こちらのジューシーも有名なので是非いただいてみたかったのですが、残念ながら売り切れだったため、そば小のみをお願いしました。
そば小 450円
小さい丼で登場したそば小は、今回の食べ歩きでこれまでお伺いした二軒(御殿山、淡すい)と違って、汁にはハッキリと醤油色が付けられ、表面には油が浮いています。で、お味のほうも、これまでの二軒と違い、ハッキリとした味付け。ダシの旨味は濃厚で、大量に使われていそうなカツオの他に、植物系や動物系の旨味も強く感じました。それに、醤油の味も若干濃いめですがまろやか。汁自体の味はどことなく関東のうどんを連想させたのですが、表面に浮いた油(具の三枚肉のせいですかね?)のせいか、食べ進むうちにどことなくラーメンに近い印象も受けました。また麺は、イジュの灰の上澄み液を使って打っているそうですが、ゴワゴワした食感はそれほどなく、どちらかというとうどんに近く食べやすい印象。そして具の三枚肉は、やや歯応えを感じる食感に、汁同様ハッキリとした味付けで、脂のコッテリ感もあります。あと、カマボコもプリプリで、何気に美味でした。
というわけで、前の二軒とは違った味の印象なんですが、これがお店ごとの個性か、はたまた、南部と北部の地域の違によるものかは、これまでに沖縄そばをいただいた経験がなくて判りませんが、これはこれで大変美味しかったです。それにしても、今回の旅行でお伺いした三軒の沖縄そば店は、どれも美味しく、甲乙付けられなかったですね。また今度沖縄に来る時も、是非ともまた、沖縄そばの食べ歩きを、してみたいです。ごちそうさまでした。
平成20年6月訪問
沖縄滞在二日目。この日は一日観光してから夜の便で帰ることになっていたのですが、早起きしてまずは平和記念公園やひめゆりの塔に参拝した後、それらからクルマで少々走ったところにあるこちらにお伺いしました。
裏通りといった感じの道に面した駐車場には、月曜日のお昼時のせいか、地元ナンバーのクルマばかり。シンプルというか素っ気ないお店に入ると、他のお客さんは皆地元の方のよう。とりあえず席について献立表を見たところ、裏面にはこちらのお店のこだわりが書かれてあり、化学調味料不使用とのことです。
ソーキすば 750円
そこで注文は、すばかソーキすばか迷いましたが、昨日の御殿山ではすばにしたので、今回はソーキすばをお願いしました。で、ほどなくしてお盆に載せられて登場したのですが、お盆の上にはソーキすばの他、タクアンのような物がのった小皿と、ソーキの骨出し用の小皿も一緒に載っていました。それでまずは、一般的なそば用の大きさの丼を持って、うっすらと色の付いた汁を啜れば、カツオの香りの上品な味。昨日の御殿山や、昨晩いただいた沖縄料理でも感じたのですが、当地の料理って、何というか、上品で、優しい味がしますねぇ。ただ、上品とはいってもしっかりとカツオのダシは効いており、更に、動物系の旨味も感じられるような気も。また麺は、太さは乾麺のうどん程ですが、昨日いただいたところと同様の、ゴワっとした食感のもの。この歯応えが、沖縄そばなんですねぇ。やはりツルツルと啜るのではなく、ワシワシと噛んでいただきます。そして、ドドーンと2切れほど載ったソーキは、ホロっと骨から外れる柔らかさ。こちらも上品な味付けで美味。それと、付け合わせのたくあんのような物は、大根の甘酢漬けのような味でした。(黄色いのはウコンで着色しているのですかね?)
すば(小) 500円
こちらは、同行者がいただいたもの。「美味しい」と言っていたのですが、そういえば昨日以来、同行者も私も、好き嫌いが分かれると言われる沖縄の食べ物に、すんなり馴染んでいる気がします。
というわけで、大変美味しくいただきました。ごちそうさまです。
平成20年6月訪問
これからいくつか、用足しを兼ねた旅行で、生まれて初めて沖縄に行ってきた時のネタが続きます。
で、その最初の記事なのですが、沖縄にはソーキそばで有名な沖縄そば(当地では『すば』とか『うちなーすば』って言うみたいです)というのがあります。もともとは大陸から伝わった麺料理という話もあり、確かに、小麦粉に鹹水(当地ではもともと鹹水の替わりにガジュマルなどの木灰から抽出したアルカリ性物質を使用していたそうです)を使用しコシを出しつつ打った麺や具材に用いられる豚肉(三枚肉が一般的で、ソーキ~骨付きのあばら肉~いわゆるスペアリブを使うのは比較的最近のことみたいです)など、こちらも元々は支那そばと呼ばれたラーメンとも共通する部分が興味をそそられたということもあって、是非一度いただいてみたいとかねがね思っていたのですが、それがようやく叶ったというか。
それで、そのお店が、那覇市内にある『ゆんたくすば御殿山(うどぅんやま)』。レンタカーのカーナビを頼りに狭い道を進み、小高い丘の上にそのお店はありました。日曜日のお昼時のせいか駐車場にはレンタカーがたくさん停まっており、行列こそできていませんでしたが店内はほぼ満席。でもタイミングが良かったようで、ちょうど空いた席に座ることができました。席について店内を見回すと、先ほど立ち寄った沖縄県立博物館で見た昔の沖縄の民家によく似たつくりで、何とも良い雰囲気。ほどなくして注文を取りに来てくれたので、すば(小)を同行者の分と合わせ2人前お願いすると、紅ショウガの有無を聞かれました。沖縄そばに紅ショウガは付き物と聞いていたのですが、片方だけに入れてもらうことにしました。
沖縄すば(純)小 450円
それほど待たずに登場したすばは、(小)だけあって小さい丼に、薄く色の付いた汁と、うどんのような麺が入っており、また、小皿には添え物らしきオクラのおひたしが。それでまずは汁からいただくと、ほんのりとカツオが香る上品な味。ラーメン(特に昨今の)のように一口目から「こんな味だぜ」って主張するわけではないのですが、口に含むと、何ともじんわりとした旨味を感じます。そして次に、麺を啜ろうとしましたが、一見うどんのような麺は、ちょっとゴワっとした食感で、ツルっと啜るというより、モグモグ噛んで食べるような感じ。ちなみに卓上のお品書きの裏には店主さんのこだわりが書いてあり、麺はガジュマルの灰から取った灰汁(アク)を使用した昔ながらの製法とのことです。また、上に載った三枚肉はプリっとした食感で、あっさりと甘辛い味付け。あと、卓上のコーレーグース(島唐辛子を泡盛で浸けた物)をごく少量(老婆心ながら、風味・辛みが強いので、あまりかけないほうが…)垂らすと、また違った味わいになりました。それから、同行者の紅ショウガ入りも味見させてもらいましたが、確かに、紅ショウガも合いますね。添え物のオクラも何気に美味しく、初めての沖縄そばを、堪能させてもらいました。
というわけで、大変美味しくいただきました。ごちそうさまです。
平成20年6月訪問
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