趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
この日は所用で宇都宮からの昼食となったのですが、その際に時間的に余裕をもたせたのは、久しぶりに、行列店のこちらのお店にお伺いしたかったから。
お店には午後1時近い頃に到着したところ、そんな時間でも店外待ちが数名。もっとも、今回は時間に余裕をもたせたことが幸いして、店内で食券を買った後、余裕で待つことができたのですが、さほど待たずに店内にご案内。なので消毒して店内に入ると、相席となるテーブルには個別の仕切りが設けられ、しっかりとこのご時世の対策がなされているよう。常に混雑しているお店ですが、これなら安心して食事が楽しめますね。
それで今回メインでいただいたのが、TKG好きの自分的にはずっと気になっていて、加えてこの日の暑いくらいの陽気にぴったりだったTKM。麺量は同価格で250gと350gが選べ、また味のほうもレモン、鰹、かき揚げ、ラー油と4種類から選べるようなのですが、今回は250gと鰹でお願いしました。
食券提出からあまり時間をおかずに登場したのは、一度茹でた麺を締めた後、冷蔵庫でキンキンに冷やしているからでしょうか?で、まずは麺とタレ、生玉子と鰹節を全体的に混ぜようとしたところ、それだけでわかる麺の強(こわ)さ。それによって全体を絡めるのに一苦労しつつその麺を口に入れると、しっかりと冷たい極太の麺は、ソリッドな硬質感のなかにグミモチシコっとした食感が。最近体力の低下が著しい私のようなオッサンだと、噛むのに顎が疲れるほどですが、だが、そこが良いというか、噛みしめるほどに、麺自体の味をしっかりとした小麦の味を感じることが出来ます。またそれに絡まるタレは、醤油味ベースだと思ったのですが、冷たい麺に生卵という組み合わせでも、そのタレと鰹節の風味・旨味で、生卵の生臭さを上手く消してコクとまろやかさを引き出す、何とも良い塩梅になって。もっとも、卵そのものも相当良いものを使っておられるというか、この卵ならこの麺に負けないなと思いましたが。あと、混ぜずにちょいちょい付けていただいたワサビのアクセントも、実に良く合っています。そして麺を食べ終えてタレが少々残ったところに、こうなることを見越して、後述するポクステ丼のご飯を二口程残しておいたものを投入。それも、間違いのないブラボーな味でした。
こちらは、一緒にいただいた品。ご飯の上には低温調理されたであろう豚肉が載り、その上にタレがかかっているという感じで。で、その豚肉ですが、とってもジューシーかつ噛みごたえのある仕上がり。良い肉喰ってるぞ感がすごいですね。またタレはタマネギベースの醤油味でしょうか。甘味の効いた味付けで、それがご飯と相性よくしているような。あと薬味的白ネギも豚肉のコッテリ感と合い、更にアクセントにはコショウでしょうか?後口に、それっぽい痺れを感じたような気がしました。
というわけで、どちらも美味しくいただき、満足させていただきました。そしてそれと同時に、以前いただいたことがあるつけ麺も味が進化したと聞きますし、この日は品切れとなっていた汁なしなど他にも気になる品がありますので、また機会を作ってお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
毎週土・日・月曜日には、「黄金の」と付く様々な素材の限定ラーメンを提供されているこちらのお店。なかなかタイミングが合わずその時にお伺いできなかったのですが、この日は是非とも一度いただいてみたかった「黄金の鮎らーめん」だったことに加え、今回は更に凝ったスペシャルな品もあるということで、開店に間に合うよう万難を排してお伺い。
お店に着くと、既に先客が何人かいたのですが、この順番なら、お目当ての品にありつけそう。なのでちょっと安心してその後ろにソーシャルディスタンスを保って並び、待つこと少々で開店。入店するとカウンターに案内されましたが、隣の席と仕切り状のものががあったりと、ほんと、新しい生活様式は始まっているんですね。
それで無事いただくことができたお目当ての品が、美食に関する歴史的名著の邦題「美味礼讃」(余談ですがこの邦題、原題の直訳とは全く違うのですが、もの凄く良い題だと思います。)が付けられたこちらの品。大谷石のプレートと箸置きの上に、杉の木の丼に入ったラーメン、笹が敷かれた竹籠に入ったメンマとチャーシュー、檜葉(ヒバ)のコップに入ったお冷という、凝った什器で登場。で、提供された際に奥様から、まずは檜葉のコップに入ったお冷で木の香を感じてからラーメンを、との説明が。
竹籠からは、竹炭で燻される笹の香りが漂ってくる中、言われたとおりお冷からいただけば、冷水が爽快な木の香を纏って、これがとても良いスターター。次にスープをいってみると、以前いただいた鮎のラーメンはもっと鮎がストレートに来ていた気がしたのですが、今回のは鮎と共に感じる「甘い」と表現したくなる香りは雉由来のものでしょうか?それらが相俟った、奥ゆかしさの中に鮎を感じる精緻な香りに、あくまでナチュラルなそれらの旨味が必要十分という感じで屋台骨を支え、キリっとやや濃いめの塩味が、全体を引き締めているような。またそれに合わせる細身の麺は、食べ始めは硬質な密度感があり、食べ進むうちに全体と馴染んでいく感じが良いですね。そして具は、いつものサクプリっとした食感と確かな仕事が感じられる焼豚が、燻された笹の香りを纏って更に趣を増しているのですが、それよりも、それと一緒に燻されている宇都宮市の若山農場さん謹製の、孟宗竹を使って発酵させずに作ったというメンマが白眉。焼豚風の味付けとのことですが、心地よい歯応えで噛みしめると何とも良い味わいが口の中に広がります。で、それら具を間に挟みつつ、大盛りにした麺を夢中で啜り終え、余韻を楽しみつつ残ったスープを完飲。食べ始めから最後まで、何というか、天然由来のラーメンを、自然の中で、思いっきり味わったかのような感覚がありました。
というわけで、大変美味しくいただいたのですが、ラーメンとして気軽にいただける値段ではないものの、ほんと、単純な「味」だけではない満足感がすごかったですね。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
平時はお伺いする事がなかなか難しい(下手すると福島県の白河近辺のお店よりも遠いですし)県南にあるお店ですが、この少し前より、昨年秋まで続いていたインターパークに行く用事が復活。だったらついでにと足を伸ばしやすくなったところで、今回は久しぶりに、下野市の石橋駅近くにあるこちらのお店まで。
それでこちらのお店は、お店のツイッターなどで告知されているとおり、色々と凝った限定メニューが多いのですが、梅雨寒という感じの妙に肌寒い日だったので、その限定の中から、温かいラーメンをいただくことに。
それがこの、背脂煮干しら~めん3型。丼を目の前に置かれただけで「この私にプレッシャーをかけるパイロット、とは一体何者なんだ」と言わんばかりに、丼から煮干と背脂のプレッシャー(風味)がビンビンと。それだけで、かなりパンチがあると思ったのですが、スープを一口いただいてみると、スープ自体は澄んでいるのに煮干しを始めとする出汁素材から出た旨味に、背脂からのコッテリ感がハンパなく、それらを制するように醤油っ気と塩気が濃い目にビシッと決まっていて、味わいも相当パンチがありますね。またそれに合わせられるのは、パツっサクっと歯切れは良いけどモチっとした噛み心地もある中細麺。そして具は、煮干+背脂に相性の良い生タマネギとバラ海苔の他、チャーシューそして鶏チャーシュー。まず豚のチャーシューですが、食感や味加減など全体的に逸品。次に鶏チャーシューですが、この日のこの品は珍しい醤油味のバージョンが入っていて、しっとりジューシーな食感に、醤油の風味はすれども控えめな味付けが良く、濃い味のスープとナイスなバランス。それと追加の味玉も、控えめな味付けが卵の味を引き立て、鶏チャーシューと同様のバランスとなっていました。
こちらは、一緒にいただいた品。で、ラーメンと違う塩味の鶏チャーシューが載っていたのですが、こちらも醤油味同様、しっとりジューシーな食感が良いですね。そこに、いい塩梅のタレと、高菜漬け的漬物と水菜がアクセントを添えて、という感じで。それとびっくりしたのはご飯。どんなお米を使っているのかわからないのですが、良い意味でとても甘く感じました。
こちらは、同行の相方がいただいた品。例によって少々味見させて貰ったのですが、鰹がグイグイ主張するスープがこれ良いですね。個人的に、これは丸々一杯いただいてみたいというか、そうしないと駄目な品です。
というわけで、どれも美味しくいただき、満足させて貰いました。これまでも、なかなかお伺いする機会が作れていないので真実味がないのですが、またお伺いして、凝ったラーメンをいただきたいと思います。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
いきなりですが、私は「山」(ラーメン山岡家の個人的愛称)の辛味噌ネギラーメン、辛さ「激辛」が大好きなんです。ですが近年、老化が胃腸にまで及んだのか、激辛に身体が耐えられず、よって「大辛」や別メニューで我慢することが増えてきたというか。ですがこの日、どうしても我慢できずにこちらのお店まで。
【辛味噌ネギラーメン(激辛) 870円 + 味付けたまご 120円】
【半ライス 130円】
そんなわけで、約1年半ぶりの辛味噌ネギ激辛。登場してすぐ、ニンニクをスープで溶き全体にふりかけ、ネギは一部を半ライス上に退避。その後全体をよく混ぜてからスープを言ってみれば、辛味、豚骨感、脂感、旨味、全てが攻撃的。そうそう、このグイグイくる感じが欲しかったのよ。でも激辛と言っても、(辛味の感じ方は個人差が非常に大きいですが、)個人的には決して辛すぎない、十分に味わっていただける丁度いい辛さというのも好きなポイントだったりします。そのスープを啜りつつ、ネギと一緒に、麺の硬さ「普通」でもモチサクっとした食感の麺を、少量ずつ啜るのが山岡家のラーメンを美味しく味わうコツかと。それと半ライスは、最初に退避させたネギや、チャーシュー、味付けたまごと共に海苔を巻いて楽しみ、最後は汁掛け飯にしてフィニッシュ。久しぶりに「激辛」を心の底から堪能いたしました。
こちらは、同行した相方がいただいた品。相方的には「ちょっと辛いのが美味しい。特製味噌よりもアクセントが欲しい時はこれ。」とのこと。個人的には、ほんのちょっとくらい辛いんだったらそれよりも思いっきり辛い方が良いという思考の持ち主なのですが、相方と比べて(わかっていることとはいえ)オレってひどく子供じみているなぁ、と。
というわけで、とても美味しくいただいたのですが、いただいた暫く後からバックファイアが(以下略)。でもまた暫くすると、我慢できずにいっちゃうんだろうなぁ、と。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
今年の初冷やし中華は、だいぶご無沙汰になってしまっていたこちらのお店で。改装されてからは初めてなのですが、以前お伺いした時とはメニューも結構変わっているようですね。ただし、おしながきには「昔あったメニューなども承ります!!」と、何とも嬉しい一言が書かれていました。
それで本題の冷し中華ですが、こちらのお店では、スタミナ冷やし(850円)、坦々冷やし(800円)、冷やし中華(750円)と3種類もラインナップ。で、ちょっとだけ悩んだ結果、今回は他のお店に一番なさそうな品を大盛りでお願いしました。
それがこの、スタミナ冷やし。登場して気が付いたのは、(一部具材を抜いた)通常の冷やし中華の上に、豚肉とスライス玉ねぎを炒めた熱々のものがドドンと載っているんですね。温かい肉+冷たい野菜を組み合わせた料理、例えば焼いたり炒めた肉を載せたサラダなんかは自分の家でも作りますが、冷やし中華は斬新に感じます。それでとりあえずは、肉を端に避けてそれ以外を軽く混ぜる感じでベースの冷やし中華部分を味わってみたところ、タレはサラっとしたゴマ風味。甘酸っぱいけど、甘み、酸味共に適度でゴマのおかげかそんなに尖りのない味わいです。そしてそれに組み合わせる麺は、平打の捻れが入ったタイプとなり、ツルシコ感強めの良い食感。また、豚肉以外の具は、キュウリ、錦糸卵、海藻麺といった具合。中でも海藻麺は、個人的に冷やし中華の具として近年わりと見かけるようになったと思うのですが。そしていよいよ、メインの具である豚肉を、最初は単体でいってみたところ、味付けはは醤油ベースのようなの甘辛味で、思わずご飯が欲しくなる塩梅。ですがここで、キュウリが良い仕事をするというか、ベースの冷やし中華との仲を取り持ち、相性を良くしているように感じました。それと味変は、付属の辛子のほか、卓上のラー油が殊の外好相性。あとおろしニンニクも悪くなかったです。
というわけで、ちょっと変わった冷やし中華だったのですが、美味しくいただきました。ごちそうさまです。
令和2年6月訪問
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