たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県足利市 伊藤商店 足利店

 立秋はとうに過ぎたとはいえまだまだ日中はとても暑いこの時期。バイクに乗ろうとすると、気温的には朝方のほうが都合が良かったりするわけで、それが元々朝からラーメン食べるの大好きだったことと合わさって、ここしばらく、週末はどこで朝ラーをキメようか悩む日々でございます。ですが、日曜日になるとぐっと選択肢が減るのは致し方がないところ。それでも、数少ない、日曜朝から営業しているお店を求めて、この日はさくら市まで南下してから国道293号を延々と走って足利市まで。ちなみに、自宅からは100kmくらいの道のりだったりします。
 で、今回お伺いする「伊藤商店」さんは、喜多方のような朝ラー文化を広めるべく、元々は仙台市やその近郊で店舗展開していたところ、約3年前、そこからちょっと離れた栃木県にも出店。それを某もんみやのらーめん特集号でそれを知って以来気になっいたのですが、今回ようやくお伺いすることができました。

 午前7時の開店時間をちょっと回った頃に到着したところ、お店の裏手にある駐車場には、クルマが何台かとバイクが一台で、店内に入ると先客が数組。なみに入店後、最初に食券を買ってから、店員さんの案内で席に着くというシステムのようですね。
 それで食券は、ワンコイン500円でいただける「朝ラーメン」と、券売機を見て気になったマグロ丼の2品で。タイミングが良かったのか、食券を出してからはあまり待たずに登場しました。

【朝ラーメン 500円】
朝ラーメン 500円

 で、まずは、ラーメンから。
 早速、油浮きはほぼないけどやや濁りのあるスープをからいってみたところ、これが。動物系と魚系、他にも何か入っているような。それらが掛け合わさった風味が出汁感はビンビン感じるものの実に穏やかで、口に入れるとじんわりと、かつしっかりした旨味が伝わってきます。また味付けは醤油ベースとのことですが、色味のとおり薄口醤油がメインでしょえか。そのため、醤油特有の風味は抑えられているものの物足らなさも感じないという塩梅。全体的に何か強い主張がある訳ではありませんが、それが逆に、朝から身体に染み渡るようなスープになっていると感じました。
 また麺は、やや平べったい太めの縮れ麺。スープを良く拾い、モチモチとした食感と麺自体の味わいが、スープと良く合っていますね。
 それと具のチャーシューは、肉の食感は有りつつも柔らかいタイプで味付けはあっさり。これもスープと良く合っています。あとコリっとしたメンマの他、ホウレン草に海苔と、過不足なく。

【マグロ丼 380円】
マグロ丼 380円

 そしてお次はマグロ丼ですが、こ飯の上にはネギ、そしてマグロのすき身という構成。で、このすき身が脂めちゃくちゃ乗っていて、ラーメンとは対象的なコッテリさ加減というか。
 ちなみにこちらのお店、夜はマグロ丼メインのお店となるようですが、その為、マグロも良いものを使っているようですね。

 というわけで、どちらも美味しくいただき、とても良い朝食となったのですが、残念だったのは他のお客さん。私の横にいた二人連れが、食べている最中もうるさかったのですが、食べ終わっても退店せずべちゃくちゃ喋っていたのには……。ほんと、食事中やその前後に喋り続けないと死んでしまう人が一定数いるのは頭では理解しているんですけど、このご時世なのでせめて店内では静かにしていただければ。
 ただ、それを差し引いてもまたお伺いしたいというか、背脂入りや味噌味といったレギュラーメニューのラーメンも朝からいただけるようなので、これはまた、足利まで早朝からロングライドするしかありませんね。
 ごちうさまでした。

令和3年8月訪問

茨城県結城市 ラーメンショップ 結城東店

 個人的に朝ラー熱、そしてラーメンショップ熱が高まっている昨今。週末のこの日も、先日購入したバイクの慣らし運転を兼ねて、自宅からちょっと遠いところまで。結城市内にあるラーメンショップって、私の知る範囲だとSNSで評判になっていたりするのですが、今回はその中から、結城東店にお伺いすることにしました。

 国道4号で栃木県北からひたすら南下して、あとは国道50号などを走ること少々。お店には午前9時前に到着したものの、その時間でも決して狭くない駐車場にはクルマが多数、そしてお店の裏手にはバイクが多数。もっとも、バイクの皆さんは食べ終わったあと店外で談笑中でしたが。
 私もバイクを裏手に停め、グルっと回っ正面からお店に入ったところ、先に入った人が券売機の前で思案中。その後、私の番になり、購入した食券と共にカウンターへ。小上がり(座敷)席は満席でしたが、カウンター席は1人おきくらいの人口密度。取りに来た店員さんに食券を渡し待つこと少々なのですが、その間、後ろの小上がり席からは大きな話し声がずっと聞こえてきていたのにはちょっと……。こんなご時世なのに県外まで出歩いてラーメン食べている私が言えることではないのですが、それでも、手洗い消毒マスク着用、私語は慎み黙って食べるくらいは、万が一罹っていた際にお店に迷惑かけないため、その場にいる他の人に移さないために、協力してもいいとは思うんですけどね。

【ネギラーメン 820円 + 味玉 70円】
ネギラーメン 820円 + 味玉 70円

 入店してから3ロット目ながら、お兄さん2人による爆速の調理でさほど待たずに登場したのは、個人的にラーメンショップの定番にしているというか、初訪問のお店でいただくことが多いネギラーメン。そこに今回は、味玉を追加して。
 で、最初はあえてネギは混ぜずにスープのみをいってみたところ、見た目的には液体油のほか背脂も浮くのでこってりコテコテな攻撃的スープかと思いきや、脂(油)の甘味は感じるけど口当たりはてもまろやか。次に全体を混ぜてからもう一口啜れば、旨味十分で、醤油ダレがいい塩梅に効き、ネギのゴマ油も十二分に薫って、これが、もう。
 麺は細めの、いわゆるラーメンショップの麺ですが、茹で加減を指定しなくても若干歯応えのある茹で加減。
 そして具は、ネギラーメンの肝であるネギがたっぷり。天辺に載せられた角切りのチャーシューは柔らかくも肉肉しく、これならネギチャーシューメンにするんだったと。それとメンマはラー油っぽいものを纏っていましたが、辛さはほとんどなく。あと追加した味玉は、濃いめの味付けが特徴的で、黄身はねっとりした火の通し加減でした。

 というわけで、とても美味しくいただいたのですが、ここにはベーシックなラーメンショップのメニューの他、個人的には福島県の「椿」で見かけた七味お酢ラーメン、そしてこの日は✕マークが付いていたこのお店オリジナルのトッピング「やき玉」もあって、それらをいただきに、これはまたお伺いしないといけませんね。
 ごちそうさまでした。

令和3年8月訪問

栃木県那須塩原市 店内製麺 さくら

 近年、SNSでお店の情報を発信されているお店が増えていますが、こちらのお店も、毎日、Twitterを見た人限定メニューを出されているなど積極的に活用されているようで。
 っていうか、言いたいのはそんなことではなく、こちらのその限定メニューで夏のうちに一度いただきたかった品があって、それが提供されていたのがこの日。いろいろあって昼の部の閉店時間(14時)近くとなってしまったのですが、なんとかお店にお伺いすることができました。
 それにしても、閉店近くにお伺いしたにもかかわらず、嫌な顔ひとつせずむしろ気持ちよく迎え入れてくださって、なんか申し訳ないです。

【冷やしラーメン~特製潮version~ 890円】
冷やしラーメン~特製潮version~ 890円

 それで、そのいただいてみたかった限定メニューというのが、この冷やしラーメン。若い頃は夏場でも熱いラーメンを美味しくいただけていたのですが、歳を取って暑さが堪えるようになると、夏場は冷たいものが殊更ありがたくなったという。
 登場してまずは、適度に冷えたスープからいってみたところ、「潮(うしお?)」と名前に付くということは、メインの出汁は魚でしょうか。しかも、かなり高級な魚ではというほどの、主張はあるけどくどくない風味が何とも。旨味もしっかり乗っていて、塩ベースの味付けも決まっています。また表面に浮く油は植物性のものですかね?これが足に丸みと良い風味を加えているような。
 それと細めの麺は、冷やしだけあって茹でてから締められており、そのお陰か硬質な歯応えと密度感をより堪能できる仕上がり。具のカイワレと一緒に摘んでいただくと、軽いピリッとした刺激が加わって、これも良いですね。
 そして具は、冷たいスープに浸かっているのにもかかわらず柔らかいチャーシューが、また。半個入る味玉も、冷たい中にあっても黄身の味が濃いのがよく分かる味わい。当然メンマも抜かりがなく、スープと良く合う生玉ねぎは辛味がないのにびっくり。
 そして途中から、上に載ったレモンを絞ると、これも。爽やかな風味と酸味が良い味変になって一層食が進むのですが、同時に繊細な魚の風味も消えるので、若干ですが勿体無い感も。贅沢な悩みですけどね。

 というわけで、かねてよりいただきたかった品を美味しくいただき、大変満足いたしました。お店のTwitterによると(この記事を書いている時点では)今年の提供はあと数回とのことで、いただくチャンスはなさそうですが、来年の夏、ぜひともまたいただきたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和3年8月訪問

栃木県矢板市 らぁ麺屋 麺処 花火 【移転前店舗(現:麺処 一心)】

 こちらのお店。今年(令和3年)6月に、矢板市の某パチンコ店敷地内(以前は担々麺の専門店が入っていたところ)にオープンした、無化調ラーメンのお店。
 その前の道路をよく通ることもあって、開店前から気になり、開店後の週末、何度かお昼時にお伺いしようとしたこともあったのですが、その日は店外待ちが多かったりして断念したことも。
 それで開店から約2ヶ月後の平日だったこの日、改めてお伺いしようと、お昼の少し前にお店の前を通ったところ、店外待ちはゼロ。というわけで、すぐさまパチンコ店の駐車場にクルマを入れました。

 クルマを降り、入店しようと入口のドアを開けると、磯谷商店の木札が鎮座。たしか栃木市にある製麺所で、以前から県内のラーメン店で聞き覚え、見覚えのある名前ですね。
 女性の店員さんにカウンター席に案内されると早速注文。こちらのラーメンは塩味と醤油味の二本立てのようですが、今回はおしながきの前方というかはじめの方に書いてあった塩味のメニューの中から鶏つくね汐蕎麦に、那須御養卵の味玉を追加してお願い。注文から程なくして、店主さんからラーメンを手渡されました。

【鶏つくね汐蕎麦 950円 + 那須御養卵の味玉 100円】
鶏つくね汐蕎麦 950円 + 那須御養卵の味玉 100円

 そのラーメン。まずは見た目ですが、何ていうか、きれいに「整って」いますねぇ。スープはほんの僅かに濁りがあり、そこに浮いた油は黄味がかった色からして鶏油でしょうか?あと薬味的なものは、三つ葉が目立つほか、ネギ、更には紫タマネギが珍しく感じました
 で、早速スープからいってみたところ、これが。無化調ラーメンも色々なタイプがありますが、こちらのはアタックは穏やかなれど、じんわりじわじわと味わいが広がって行くように感じ、更にそこに、薬味のフレッシュ感が彩りを添えているような。ちなみに、出汁は鶏と水のみで炊いたとのことですが、それだけじゃなさげな奥行きのある旨味を感じるのは、良い塩梅に効かされた塩ダレにも秘密があるんですかね。
 また麺は、かなり細めでゆるっとウェーブがかったもの。塩味のスープなのでその香りを強く感じるのですが、更に表面には色の濃い粒粒が見えるので、その香りのもとは全粒粉でしょうか?
 そして具ですが、鶏つくねはホロっとした食感と、鶏と香味野菜の味わいが、また。チャーシューはローストポークのようにさっぱりかつあっさりとしたタイプで、このラーメンとはキャラクターがとても合っています。あと太いメンマもしっかりと仕事が施され、追加の味玉は黄身及び白身の一部がトロトロなタイプ。塩気は強くなく、醤油っ気が主張しないのは、卵本来の味わいを堪能させるのと、塩味のラーメンにも合うようにですかね。

 というわけで美味しくいただいたのですが、今度はぜひとも醤油味のもいただいてみたいのはもちろん、餃子など、魅力的なサイドメニューもいってみたいところですね。
 ごちそうさまでした。

令和3年8月訪問

栃木県宇都宮市 麺龍 炎の杜

 平日のこの日、仕事を中抜けして、相方と共に所用で宇都宮に向かう途中、昼食のために立ち寄ったのが、風の杜ファミリーのこちらのお店。
 それにしても、平日にもかかわらず、広めの駐車場にほとんど空きがなく、大箱のお店もウェイティング客こそいなかったものの店内はそこそこ混んでいるって、なんていうか、このグループはどこも人気がありますね。

【黒龍(玉子&替玉) 1045円】
黒龍(玉子&替玉) 1045円

 それで今回私がいただいたのが、風の杜ファミリーでは基本となる宇都宮豚骨にマー油が入った、こちらのお店では「黒龍」というネーミングとなる品。卓上にセットされたタブレットを使っての注文時、味玉入りにしたまでは良かったものの、タブレットの画面をよく見ないで、確か「替玉入り」というような注文をしたら、最初から標準+替玉相当分麺量が丼に入ってきたのはちょいとやってしまったというか。
 なので麺が伸びないうちにと焦りつつも、まずはスープからいってみると、スムースな白湯豚骨をベースに、香り良いマー油もくどすぎず効き、更には、チャーシューの上に載った辛味噌がアクセントに。ほんと、ソツがないというか。
 また麺は、極細低加水ストレート麺。茹で加減はバリカタでお願いしたので最初はパキっとした小気味いい歯応えが楽しめました。
 そして具は、焼き目の付いたチャーシューが圧巻。肉増しにしなくとも、十分な存在感があると思います。それと追加した味玉は、黄身の固まり加減、味加減とも丁度良く。
 で、途中から、注文後に予め用意しておいた、紅ショウガや辛子高菜、おろしニンニクで味変しながら一気にいただくも、先述のとおり替玉分まで一気に来たたので、どんなに急いで食べても、最後はちょっとシナシナっとなってしまったという。もっとも、それはそれで麺が馴染む感があって悪くないんですがね。

【四川風麻婆ラーメン 880円】
四川風麻婆ラーメン 880円

 こちらは、相方がいただいた品。
 ほんのちょっとだけ味見させてもらったのですが、まずは唐辛子の辛さがしっかりとあって、旨味も、スープだけじゃなく麻婆からも感じられてこれが、また。あとニンニクがかなり効いているのが、個人的には好みでしたね。

 というわけで、どれも美味しくいただいた筈なのですが、実はいただく前から、すぐ近くにいた2人組の若い男性客や中年男女のグループが、ノーマスクかつ声高におしゃべりを続けていたため、それがラーメンの味より気になって。(相方も「ラーメンは美味しいのに……。」と。)お店も厳しい状況の中、せっかく感染症対策を講じて営業しているのに、ほんと、残念でした。
 この記事を書いている時点で、新型コロナウイルスの感染者数が過去最高を更新し続けている状況ですが、いつの日か、感染症対策なんて声高に言わなくて良いようになったら、こちらで今回の品をまたゆっくり味わいたいものです。(あ、替玉は別に頼みますけどね。)
 ごちそうさまでした。

令和3年8月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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