趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
栃木県さくら市は、氏家町と喜連川町が平成17年(2005年)に新設合併して誕生した市で、その東西を国道293号が横断しています。で、その国道293号の、旧両町の境は弥五郎坂(やごろざか)という坂になっているのですが、その坂の途中にあるのが、こちらのお店。
ガル○ンに出てきた戦車の実物大模型や、明治から大正時代にかけて氏家駅と喜連川のまちなかを結んでいた喜連川人車鉄道の復元車両か置いてある、ちょっとカオスな一角にあって、かつては宇都宮市、現在さくら市に店を構える行列店の姉妹店としてオープン。その行列店共々、いつかお伺いしたいとは思っていたというか、じつは何度かお伺いしようと思って国道293号にクルマを走らせたものの、そういう時に限って駐車場がいっぱいで諦めていたんですよね。
ですがこの日。お昼時にたまたま前を通ったら、ラッキーなことに戦車の横が丁度空いていたものだから、そこにクルマをイン!お店に入ると右手に食券の券売機があったので、レギュラーメニューから1品、その横のホワイトボードにかかれていた限定メニュー?から1品づつ選んで食券を購入。それを店員さんに渡し、空いていた席に落ち着くと、あまり待たずにその品々が登場しました。
それで今回いただいたレギュラーメニューが、醤油味の味玉鴨出汁中華そば。
まずはスープからいってみたところ、これが、もう。品名からわかるように鴨出汁がベースですが、青湯なのにしっかりと鴨の風味がしてきますね。また表面の油は鴨のものでしょうか?量的に多めですが決して下品ではなく、適度な風味とコッテリ感をプラス。味付けの醤油は強めに効かされていますが、むしろこれくらいが味の芯を通すキャラクターになっていると思いました。あと、九条ネギ?の薬味が味に締まりを与え、何とも完成度高いですね。
そして麺は、細めの初めボリっと、後は適度な歯応えとなる、密度感のある中細ストレート。スープと良く合っています。
それと具は、最近すっかりお馴染みとなった低温調理のしっとりしたチャーシューに、ロゼ具合が心憎い鴨肉は、どちらもいい塩梅。メンマは穂先メンマで、プレーンな味付けがこの中で絶妙の息抜きに。更に味玉は黄身がトロトロのタイプですが、ただ調味料に浸けただけではない、程良く引っかかりのある風味の元は何だったのでしょうか。
先述の中華そばを食べ終わる頃に作成をお願いした本日の限定メニューが、鴨とゴルゴンゾーラの和え玉。そういえば、初めて和え玉をいただいたのって、確かバードメンだったなぁ、と。
で、登場したら熱々のうちに麺の下の油とタレ、上の鴨肉とゴルゴンゾーラチーズをよく混ぜていただけば、これが、また!
ゴルゴンゾーラの独特な匂いはアクセント程度に落ち着き、チーズのコクと鴨?油のコッテリ感、ちょっとしょっぱみのあるタレが麺に絡みます。更にそこにブラックペッパーが効かされて、鴨肉が所々顔を出し歯応えや肉の味をプラス。
これも完成度高いですねぇ。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、イマドキは素材の持つ風味というかクセを前面に出すラーメンが多い中、今回いただいた2品は、それを出しすぎない美学を感じました。
今後はお昼時に、国道293号を走る頻度を増やさないと駄目ですね。
ごちそうさまでした。
令和3年2月訪問
ラーメンとあらば、わりと見境なく食べている私ですが、時折、ジャンクじゃないラーメンが無性に食べたくなる時があります。で、このことを家人に言うと、「ジャンクじゃないラーメンってあるの?」と返されたのですが、言い換えれば「上品な」ラーメン、とでも申しましょうか。
スープは淡麗系、というよりも、素材がガツンと主張するのではなく、じんわりと風味や旨味が感じられ、油はどちらかというと少なめ。麺や具はそんなスープに合わせて、という感じで。
で、この日も朝からそんな感じだったので、頭の中に幾つか浮かんだそういうラーメンを出してくれるお店の中から、場所や時間等も勘案して今回お伺いすることにしたのが、那須塩原市にあるこちらのお店。ちょっと早めにお店に着いたため、開店まで暫く待つことになったのですが、その間に店内を覗くと、前回お伺いしてから数ヶ月の間に、食券の自動券売機を導入されたんですね。
やがて開店時刻になると、その券売機で家人共々、本日いただく品々の食券を購入して着席。店員さんに食券を渡すと、出てくるのを待つ間に、出汁に使った鶏ガラ?の肉をほぐしたものを出してくれましたが、これに遭遇するとラッキーというか、肉には旨味がまだ十分残っていて、掛かっているタレの塩梅や添えられた刻みネギと相まって立派な一皿だし、待つ時間もあっという間に感じられますね。
【海と鶏の塩らぁめん 880円 + 御養卵の味玉 150円】
【半ライス 150円】
それで今回私がいただくのは、海と鶏の塩らぁめんに、御養卵の味玉、そして半ライスを追加して。
まずはスープからいってみたところ、これが、もう!どのような作り方をされているのかは判りませんが、鶏の出汁と魚介の出汁が喧嘩せず良い感じに合わさって。表面の油は多めに見えますが、コッテリ感というよりも味にふくらみを与える感じだし、そこに加わる塩気も適度。この日まさに食べたかった、じんわりと香りじんわりと旨いスープですね!そこに、薬味的生の白ネギが味を引き締めて、何とも良い感じです。
それに合わせる麺は、中細のストレートタイプ。密度感のある歯応えというか、細めのわりにしっかりした食べごたえが有るというか。また麺自体の香りは抑えめで、スープの風味を堪能でき、ほんと、このスープにはベストマッチです。
それと具ですが、鶏と豚、2種類のチャーシューは、どちらもしっとりとした仕上がり。メンマは繊維質を感じるコリッとした食感がアクセント。追加の味玉は、白身のプリンとした歯応えや柔か過ぎない黄身の固まり加減が絶妙。で、どれも共通するのは具材そのものの存在を適度に主張しつつ、でも目立ち過ぎず、味付けがラーメンの味の邪魔をしないことなんですよね。
あと今回とても感心したのが、アオサとばら海苔的海藻の存在。以前、海と鶏の…をいただいた時は確か載っていませんでしたが、この風味がスープと良く合うのはもちろん、いつの間にかバラけて混ざってしまうことがないというか、味わうには麺と一緒につまもうとするなど積極的に行動する必要があるというか、ようは食べ手の意志でその加減を適度に加減できるのがとても良かったです。
そして最後は、つい飲み干しそうになるところを頑張って残したスープに、半ライスを投入。これ一度やってみたかったんですよね。店主さんによっては嫌がる方もいらっしゃるとは思うのですが。で、やってみたらこれも、また。控えめに言って最高でした。
こちらは、家人がいただいた品。
例によって少々味見させてもらったのですが、この角は取りつつもしっかり感じる醤油感が、こラーメンの個性ですね。それが以前いただいた時よりも強く思えたのは、味のチューニングを変えたためか、それとも体調のせいか、はたまた気のせいか。(多分一番最後の理由だろうなぁ。)
あと、私のいただいた海と鶏の…とは違う、プリっとした弾力のある麺も良いですね。
というわけで、今回もどれもとても美味しくいただいたというか、食べたかった味が食べられて大変滿足いたしました。
ごちそうさまです。
令和5年2月訪問
土曜日のこの日、用足しのためバイクで自宅からちょっと南の方に来たついでに、更にちょっと南まで。で、ちょうどお昼時になったものだから、その時に居た場所と今食べたいものを勘案してお伺いしたのが、こちらのお店。
というのも、バイクで走っているうちに、体が冷えたのが味噌ラーメンが食べたくなってきて、更に、ちょっと辛いのもいいかなと。
そんなわけで、入店したら、ラッキーなことに待たずにカウンター席へと案内されたあと、早速卓上のタブレットで注文したのは、辛か味噌の煮玉子入り。またこの日は朝食抜きで大変空腹だったため、焼き餃子3個と小ライスが付く餃子Aセットもお願いしてしました。
その辛か味噌。登場したら、まずはスープからいってみたところ、ベースは豚骨でしょうか?まろやかな印象で、そこに、具の野菜類を炒めた風味と旨味が加わって。味噌ダレも尖りがなく、若干甘みがあるような気も。それを、上に載った辛ネギとスープの唐辛子的辛みで引き締めているようで。ちなみに辛さは、個人的な感覚だとピリ辛程度に感じましたが、このあたりは個人差も大きいところなので。
また細麺と中華麺から選べ、硬さも指定できる麺は、中華麺を固めでお願いしたところ、表面がツルっとしたテクスチャーの縮れ麺は、固め指定だけあって、弾力というよりも硬質な噛み応えのある仕上がり。
そして具は、先述の炒め野菜として、キャベツ、モヤシ、ニンジンを確認。強火で一気に炒めたようで、焦げ目は付いているけどシャキシャキ感も残っています。またそれと違ったシャキシャキ感を加えるのが、上に載った辛ネギ。更に半熟煮玉子は、味加減が丁度良く。
最後は、後述するセットの残ったご飯に残ったスープをかけていただけば、これは合いますね。
一緒にいただいた餃子Aセットは、餃子の大きさが印象的。とりあえず何も付けずにいただいてみたところ、やや薄めの皮にみっちり詰まった餡は、肉っぽさがありますが、餡自体の味付けは薄めのタイプ。そのままや個人的定番のお酢+ラー油だけでも悪くはないものの、醤油を使ったほうが、その塩気で味が締まって好みの味となりました。
というわけで、全て美味しくいただいて、お腹も満腹になりました。
ごちそうさまです。
令和5年2月訪問
以前は「ハマった」というべき頻度でお伺いしていた「山」(山岡家の私的呼称)も、お気に入りのお店が閉店しことや、また加齢による食べ物の好みの変化もあり、最近は、たまにお伺いする程度になってしまったんですよね。
ですがこの日、精神的余裕があまりない状況でふいに外で食事する必要が生じた時、「山があるじゃないか!」と、その存在を強く思い出しました。前の記事でも似たようなことを書きましたが、馴染みのお店というか、この場合は馴染みの味の存在って、大きいんですねぇ。
で、じゃあどの山でいただくか、ですが、この時居た場所と、このあと向かう場所との関係から、こちらのお店に決定。平日のお昼時にお伺いするのは確か初めてですが、いただいている途中、一時は満席になる盛況ぶりでした。
それで今回は、珍しく平日にお伺いできたので、平日限定のお得なセットにも惹かれたものの、結局はいつもいただく特味噌ネギ or 辛味噌ネギの2択から特味噌ネギに味玉と半ライス追加で。味の濃さや油の量、麺の硬さは全部普通でお願いしました。
【特製味噌ネギラーメン 930円 + 味付玉子 120円】
【半ライス 130円】
登場したらまず、レンゲにおろしニンニクをスプーン山盛り1杯。それをスープで溶き伸ばし、ネギの上を中心に全体にふりかけ、半ライスには豆板醤をスプーンで軽く1杯載せ、それをご飯と良く混ぜた後、ニンニクが掛かったネギの一部と海苔などを移植。昔、某掲示板の山岡家スレ(ッド)で流行った810食法という食べ方ですが、やっぱり特味噌ネギにはこの食べ方が一番合うと、未だに思うんですよね。
実際、豚骨ベースに白味噌メインの味付けのスープには、ニンニクが入ることによって味にパンチとふくらみが加わり、ネギも一層刺激的に。また半ライスは、豆板醤の香りと軽い辛みがこの値段のお米のクセを上手く消し、ラーメンとの相性をさらにアップさせ。
あとはひたすら、麺とスープをすすりながら合間に半ライスをがっつきますが、海苔でライスとネギを巻居て口に入れたあと、スープを啜れば、これが、もう!そこにチャーシューや味玉なんかも一緒に巻けば、何も言うことはございません。
それと今回はもうちょっと刺激が欲しかったので、途中からスープに卓上の一味を追加したところ、これまたバッチリ。最後は残ったスープを残ったライスにかけていただきたかったのですが、ペース配分を間違えて、ライスが無くなってしまったのは痛恨事です。
というわけで、今回も山を美味しく堪能させていただくと共に、やっぱり馴染みの味はホっとするというか、あまり余裕が無い中での、ひとときの癒やしとなりました。
ごちそうさまです。
令和5年2月訪問
1月下旬のとある土曜日。家人と昼食の算段をしつつクルマを走らせていた時、「出遅れたのであそこはすでに行列。あそこは気分じゃない。」などと好き勝手言いつつていずっぽうに進みますが、どうも決定打が出ない状況。
それで結局駐車場にクルマを停めたのは、こちらのお店の。こんな時に頼りになるのは、馴染みのある、間違いのない味のお店なんですよね。
そんなわけで今回は注文も、こちらのお店で一番多くいただいている、みそバターを2人分お願い。定番の餃子も付けちゃいました。
その後厨房から、鍋を振る音が聞こえてきたら、程なくして登場。写真ほパパっと撮ったあと、家人が苦手な茎わかめとメンマを貰い、いざ。
まずはスープからいってみれば、ニンニクがバシっと効いて食欲をそそり、味噌ダレの塩梅も良い感じ。ベースはあっさりしているけど、炒めたモヤシやキャベツ、挽肉の旨味が加わった味わいは、これこそ、トラディショナルな味噌ラーメンだなぁ、と、しみじみ思います。
また、チュルシコモチっとした麺も、このスープに良く合っていて。
更に、先述の野菜類もシャキッと感を残した良い感じに火が通り、コリコリした茎わかめと柔らかいメンマは絶好の箸休めです。
個人的に、こちらの餃子のファンというか、ある時、何気なく頼んで以来、お腹に余裕があればだいたいは(ノーマルorしそ餃子を)頼むほどに。
そりゃ、1つ2つ餡がはみ出ている時もあるけど、味的には全く問題ないですし、焼き目がサクっ、上はモチっとした焼き加減も完璧。
中の餡は滴るようなジューシーさはないけど、ニンニクのパンチがガツンと効き、味付けがしっかりしているのでこのまま何も付けずにいただいても十分ですが、お酢だけ、お酢+ラー油、お酢+コショー、更には醤油も加えて、好みに合わせ自由自在にいただけます。
こちらは、家人のみそバター。同じ品ですが、一応写真だけ。
というわけで、今回も家人共々、馴染み深い味を美味しくいただいて、満足でございます。ほんとこういう時、ここの存在はありがたいですね。
ごちそうさまでした。
令和5年1月訪問
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