趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
宇都宮の氷室町に昨年7月にオープンした、麺 藏藏さんです。ちなみに、「藏藏」と書いて「ざざ」と読むそうです。で、そのお店のほうは、国道123号から狭い道を少し入ったところにあり(国道123号に看板が出てます。)、噂には聞いていましたがかなりオシャレな外観。オシャレなのは店内に入っても同様で、オープンキッチンの店内は、ちょっとラーメン屋さんっぽくない感じも。店員さんにカウンターに案内され、注文を訊かれたので、味付け玉子の入った『みそたまご』を平日ランチタイムサービスの子めし付きでと、『ぎょうざ』もお願いしました。
みそたまご 850円
ぎょうざ 250円 (と平日のランチタイムにサービスで付く 子めし)
注文を受けると、目の前で調理開始。野菜を炒めたりするいい音が聞こえてきます。それを行う店主さんの無駄のない鍋捌きに見とれつつ待っていると、あっという間に完成。ラーメンの入った器も凝った形をしてますね。それでまずはスープを一口いただくと、ベースは炒め野菜の旨味とラードとニンニクが効いたいわゆる札幌の味噌ラーメンといった感じなのですが、味噌はスパイシーかつまろやかだし、スープ自体も動物系の旨味の他に魚系の香りや味が感じられ、食べ進むうちに唐辛子がピリっと効いてくる奥深い味で、個人的にはかなり進化した札幌の味噌ラーメンといった感じを受けました。また、それに合わせる麺は、札幌の有名店でも使われる『さがみ屋製麺』製の玉子麺とのこと。確かに、札幌ラーメンっぽい、縮れのついた、加水率低めというか充分に寝かせたっぽいソリッドな食感の中太麺です。そして具は、炒め野菜(モヤシやタマネギなど)の他、チャーシュー、白髪ネギ、青ネギと、味付け玉子。特に味付け玉子は、半熟具合と味加減が絶妙です。それと一緒にいただいたぎょうざは、250円という値段からすれば、とても立派というか、コストパフォーマンス高いですね。焦げ目がパリっとした薄い皮に、噛めば汁がしたたるジューシーさ。 餡はお肉が結構入っているようですが、あっさりした味に仕上がっていて、ラーメンにも、サービスの子めしにも合っています。そして最後は、残った子めしに残った汁をかけていただけば、これもまたバッチリ合っていて、お腹も満足でございます。
というわけで、美味しい味噌ラーメンと餃子を堪能させていただいたのですが、それにしても、これだけの味噌ラーメンが、本場札幌より安いお値段(こちらのノーマルな味噌ラーメンは750円でいただけますが、先日お伺いした札幌では800~850円しました。)でいただけるなんて、栃木っていいところだなぁ、なんて思ったり。ごちそうさまでした。
平成21年2月訪問
昨年暮れにお伺いした時にフられた田舎味噌煮込みラーメン(通称『鍋ラーメン』)が、お店のウェブサイトで平日夜に限り再開したと知りお伺いしました。
大根の煮物とお茶(サービス)
まずその前に、注文後にサービスで出していただける大根の煮物とお茶ですが、これがまた良いというか、冷えた身体を温めてくれると共に、ラーメンへの期待を高めてくれますね。
田舎味噌煮込みラーメン 880円
それで約1年ぶりの鍋ラーメンなんですが、基本的な見た目は昨年いただいた時とほぼ同様。(青菜の種類が違うくらいでしょうか?)でも、いただいてみたところ、昨年いただいた時より進化というか、美味しくなっている気が。スープは、去年のは煮込まれた大根やゴボウなど根菜類の味が前面に出てた記憶があるのですが、今回いただいたのはスープ自体の味に根菜類と味噌が上手くまとまって、何とも丸い美味しさ。若干固めの太麺は、噛み締めるとシコシコとして甘みを強く感じて美味。具の鶏団子はプリプリとの食感で、軽く火を通したネギはシャキシャキですが甘くて、根菜類は味が染み染み。添えられた半熟玉子は途中から投入して麺や具と絡めれば、もう。昨年同様、量もたっぷりとあって、そして何より、こちらをいただくと、心も身体も暖まるんですよねぇ。
そんなわけで、今年も堪能させていただきました。ごちそうさまです。
平成21年2月訪問
久しぶりの訪問にワクワクしながらお伺いしたのですが、開店10分くらい前にお店に到着したところ、既に一組開店待ち。その後も開店待ちのお客さんは増え、開店と同時に店内はほぼ満席になりました。じつはお伺いしたこの日、バリバリの平日だったんですが、相変わらずの人気ですねぇ。で、今回は、こちらのお店で唯一いただいていなかった黒つけめんと、名前が変わり価格が下がった(以前は自家製餃子400円だったかと。)もちぶた餃子をいただきました。
黒つけめん 850円
それでまずは黒つけめん。付け汁は、動物+魚の濃厚なものにマー油が穏やかに効いているのですが、このマー油が、くど過ぎず且つ存在感はしっかりとある、何とも絶妙な効かせ加減です。そしてモチモチの麺は相変わらず美味しいし、チャーシューやメンマも美味。また、具のモヤシが、マー油ととっても良く合いますね。最後のスープ割りまで堪能し、とっても満足いたしました。
もちぶた餃子 350円
もちぶた餃子は、カリカリの皮に、噛むと中から肉汁があふれ出るジューシーさ。 味付けは以前の自家製餃子よりあっさりと感じました。それで以前は何も付けずにいただくのが一番だと思っていましたが、今度のは酢醤油とラー油という組み合わせが一番美味しいと思いました。
というわけで、今回も堪能させていただいたのですが、こちらのお店はどのメニューも外れがない(というか、どれも美味しい)ので、腹と懐具合が許す限り、いろいろといただきたくなってしまいますなぁ。ごちそうさまでした。
平成21年2月訪問
今回、所用で静岡県静岡市清水区というところにお伺いしたのですが、例によって、そのついでにラーメンをいただくべく事前にネットで調べたところ、こちらのお店を発見。清水区(旧清水市)では老舗のラーメン屋さんとのことです。
お店には午後11時30分頃に到着。丁度のれんを出しているところでした。事前に調べた時に知った、期間(秋~春)・数量限定のトッピングであるワンタンをいただくべく早くお店に入りたかった(お昼頃には売り切れてしまうらしい。)のですが、駐車場がわからずしばし辺りウロウロし、結局はお店の方に教えていただいて、お店とは道路を挟んだ反対側の細い道を入ったところにある駐車場にクルマを停め入店すると、店内はほぼ満席。幸いワンタンは残っていたので、チャーシューワンタンメンの大盛(と、同行者のラーメン)をお願いしました。
チャーシューワンタンメン大盛 850円
で、そのチャーシューワンタンメン大盛ですが、注文してからはさほど待たずに登場。まず最初にスープからいただくと、最初に感じたのは、若干の酸味がある、生醤油っぽい味と香り。スープ表面には油が少々浮き、スープ自体からは動物系などの旨味がそこはかとなく感じられますが、この生醤油っぽい味と香りが、最初から最後まで強く感じられます。また麺は、自家製麺ということですが、白くて真っ直ぐな細麺で、粉の風味が結構強く、加水率が低めなのか噛むとプツっと切れるような食感。そして具のチャーシューは、モモと肩肉でしょうか?さっと煮たような薄ピンクの色合いと噛み応えのある肉肉しい食感で、シンプルかつあっさりした味付け。あとワンタンは、極薄の皮に小振りの餡が包まれていたのですが、これがまたなかなか。それと上に載るネギは青ネギなのですが、ラーメンのネギが白ネギから青ネギに変わるのって、いったいどのあたりなんでしょうかね?
というわけで、老舗のチャーシューワンタンメンをいただいたのですが、何ていうか、最近のコッテコテに凝ったラーメンの対極というか、とってもシンプルな味に感じました。きっとこの辺りでは、昔から中華そばといえば、この味なんでしょうね。ごちそうさまでした。
平成21年2月訪問
このお店は、個人的に、宿題というか、一度お伺いしてみたかったお店でした。なかなかお伺いする機会に恵まれなかったのですが、本日、満を持して、雨風が強い中訪問。(ちなみにこの日の午前中は台風みたいな感じでしたね。)それで開店の少し前にお店には着いたのですが、天気のせいか、開店待ちは私達の他1組ほど。ですが、開店してから続々とお客さんが増え、帰る頃にはお店の入り口のウェイティングスペースがぎっしりになっていました。
海の濃厚塩つけ麺 800円
それで今回いただいたのは、店舗入り口のホワイトボードに書かれていたこちら。注文後、さほど待たずに、登場したのですが、既に付け汁の表面にはうっすらと膜が張っていて、見た目からして濃厚そう。付け汁の入った器はとっても熱かったので、器の上部をそっと押さえて、皿に盛られた麺を浸けていただくと、のっけからかなりのインパクトがありました。付け汁は、海鮮風味を中心に、色々な素材をじっくりと煮出したような高濃度のもので、表のホワイトボードには「アサリやホタテ風味」と書かれていたのですが、確かに貝類の持つコハク酸的な丸い旨味も感じられ、他にも気のせいかカニっぽい風味も。また、溶け込んだ脂や動物系の旨味がそれら海鮮系の味をガッチリ支えているという印象で、さらに、たっぷりと入った鶏挽肉などが、更に旨味のダメ押しをしている感じがします。また、味付けのベースは塩なのですが、そのプレーンなはずの塩が濃厚なスープに負けてないというか、醤油や味噌の持つわかりやすいというか、ある意味ごまかしの効く発酵風味が無いにもかかわらず、何ともいい感じの風味になっている気がします。(相当丁寧に出汁を取られているんですかね。)そして麺は、平打ちの全粒粉麺と中華麺から選べ、今回は中華麺でお願いしましたが、冷水でしっかりと締められた麺はシコシコのツルツルの食感が良くて、また、その冷たさが熱々で濃厚な付け汁を口の中で落ち着けてくれる感じ。あと、具のチャーシューは柔らかくもしっかりとした食感で、極太のメンマと共に、丁寧に調理されている印象。それと最後にスープ割りをお願いすると、割りスープは熱々のポットに入って登場。割りスープによって溶き伸ばされたことにより、付け汁が元々持っている情報量の多さが感じられるのですが、それでもまだ『濃厚』なので、じっくりと、よく味わっていただきたいスープ割です。いやぁ、これは何とも、凄い、そして美味しいつけ麺ですねぇ。
花菱ごはん 300円
こちらは、一緒にいただいたもの。ちなみに数量限定だそうで。で、持てない位熱々の丼にて登場したのですが、いただいてみると、甘辛い肉味噌とトロトロのチャーシューが、これまた濃厚な味でした。
中華そば 650円 + 煮玉子 100円
こちらは、同行者がいただいたもの。少し味見させて貰いましたが、スープは、上に節粉が載っているせいもあってか最初に節系の風味がガツンときて、その後に動物や魚介などの分厚い旨味と脂のコッテリ感を感じる、ちょっと和風ですがものすごくリッチな味。そして全粒粉の細麺が、その強いスープに負けてないというか、麺自体も結構主張し、それらの取り合わせが、何とも面白い味に感じました。
それと最後に付け加えたいのが、サービスの烏龍茶と、卓上に置かれた酸味の効いた大根の漬け物。今日いただいたこちらのメニューは、どれも高濃度というか、素材の風味・旨味などが凝縮された、とても力強い味がし、とても美味しいのですが、ややもすると舌が疲れてしまう感じも。ですが、この烏龍茶や漬け物が非常に良くマッチしてるというか、これらのおかげで、口の中が落ち着いてバランスが取れ、ラーメンなどの味をより一層味わえるような感じがします。何とも心憎いというか、そんなところので配慮している店主さん、おみそれしました。
というわけで、いろいろと堪能させていただきました。ごちそうさまです。
平成21年1月訪問
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