たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

神奈川県横浜市 近藤家 本店

 5月の中旬に、所用で横浜方面にお伺いしたのですが、その時に、折角なのでいろいろとラーメンをいただいてきました。(実は、先日記事をあげたラーメン二郎の三田本店も、その時というか、行く途中に寄らせていただいたんです。)で、今回から暫く、その時にお伺いしたお店の記事が続くのですが、その1軒目は、家系ラーメンの有名店、近藤家さん。なお、家系ラーメンについては、例えば、家系の総本山である吉村家では直系の8店(吉村家は除く)のみを家系として認めているとか色々とあったりするのですが、個人的には、直系・傍系含め系列の店で修行された店主さんが、独特の風味がする茶褐色に濁った醤油味の豚骨スープに鶏油(チーユ)が浮きチャーシューと海苔とほうれん草が載ったラーメンを提供すれば『家系』だと思ってしまうのですが…。

 と、例によって前置きが長くなりましたが、お店の方は、市営地下鉄の北山田という駅から大きな通りを歩いて数分ほどのところに。個人的に横浜は不案内なもので、泊まっていたみなとみらい地区の外れからそこに至るまでが結構時間がかかってしまい、お店に着いたのは午後9時半過ぎ。しかも、某グルメ系サイトの情報により営業時間が実際には午後10時までのところ午後11時までと思い込んでいた為、危なく食べ逃すところでした。(ちゃんと調べないとなぁ。)

 さすがに閉店間際なのでお客さんは少なく(それでも5~6人はいましたが)、ラーメンと味付タマゴの食券を購入購入してから空いたカウンターに。また、噂に聞くキャベチャー(家系のお店でよく出されるという話ですが、私が今までにお伺いしたお店ではお目に掛かったことがなかった)も追加でお願い。食券を出すと、家系ならではの味の好みを尋ねられますが、全て普通でお願いしました。

キャベチャー 150円(値段間違っているかもしれません)
キャベチャー 150円(値段間違っているかもしれません)
 するとまず、キャベチャーが冷蔵庫より登場。器が深めで結構容量があり、それにギッシリと詰まっていました。早速いただくと、生っぽい食感のキャベツと薄く角切りにされたチャーシューにゴマ油や調味料が絡んでいて、これがなかなか。自分は普段、ラーメン屋さんでビールは飲まないのですが、これはビールが欲しくなる味ですねぇ。

ラーメン 660円 + 味付タマゴ 100円
ラーメン 660円 + 味付タマゴ 100円
 キャベチャーをついばんでいると、やがてメインのラーメンが登場。丼の表面には大判の海苔(2枚)が覆っていますが、その海苔をどかすまでもなく、表面は鶏脂が結構大量に浮いているのがわかります。それでまずはスープを啜ると、表面の鶏油や濃いめのタレ、それに調味料でパンチは効いているのですが、想像していたよりアッサリというか、あまり濃度のないサラッとした印象を受けました。(さすがに家系だけあって、また、表面の鶏脂のおかげでそれなりにコッテリとはしていますが。)また麺は、家系らしいモチっとした食感の太麺で、茹で加減は程よく。そして具のチャーシューはトロトロというより歯応えを感じるタイプで、追加した味付タマゴは味加減、火の通し加減が絶妙。また、途中から卓上のニンニクなどを投入してみましたが、前述のとおりスープ本体がサラッとしているせいか、それらの風味が強く感じられるような気がしました。あと最後は、残ったキャベチャーを投入すると、冷たいキャベチャーによって若干スープがぬるくなってしまうのですが、味の相性はいいですね。

 というわけで、有名店の一杯、堪能いたしました。ごちそうさまです。

平成21年5月訪問

東京都港区 ラーメン 二郎 三田本店

 あれは3年前の東京出張の折、何とか時間を作ってお伺いしたものの、タッチの差で麺切れ終了に泣いて以来、ついに念願の、ラーメン二郎三田本店にお伺いすることができました。

 京浜東北線を田町で降り、お店に到着したのは午前10時頃。この時間でも店外で数人の待ち客が。その最後尾に並び、順番となったのでラーメンの食券を買い、席が空くと助手さんに案内されカウンターに。食券をカウンターの上に出し、出されたお冷やを上から降ろし、しばしの待ち。厨房では、店主さんが黙々と麺を茹でておられます。やがて麺が茹であがり助手さんからトッピングを聞かれたので、「ニンニク」とだけお願いすると、とうとう、念願の三田本店のラーメンが、店主さんから手渡されました。

ラーメン(ニンニク) 600円
ラーメン(ニンニク) 600円
 はやる気持ちを抑えつつ、丼に直接口を付け(ちなみにレンゲはありません。)、まずスープを一口。初めは、表面に集まった脂の味に圧倒されますが、よくよく味わってみると、豚肉・脂・醤油(カネシ)・みりん(キサイチ)旨味・調味料(グルエース)の味が一体となった、とても豪快なんですが、しっかりバランスも取れている味に感じられます。また、白っぽい平打ち麺は、若干柔らかめの食感。ただ、この食感が、小麦の味がとても感じられる麺の味を、より感じさせてくれる気がします。そして具は、絶妙に味の浸みたフカフカかつトロトロの食感の豚に、クタっとした茹で加減のヤサイ。豚はとても大きく食べ応えがあったのですが、これなら、豚増しにすれば良かったかなぁ。

 というわけで、二郎の本店を堪能したのですが、何ていうか、さすがに三田本店のラーメンは、とっても旨かったです。で、その旨さのポイントになっていると個人的に感じたのが、いろいろな種類の「甘み」かなぁ、なんて。よくテレビのグルメレポートなんかで、レポーターが美味しいものを「甘くて美味しい」と表現していて、個人的にはそれがあまり好きではないんですが、こちらのラーメンは、脂、小麦、野菜、調味料の持つそれぞれの「甘み」が、醤油の味を中心にして絡み合って、ものすごい旨さになっているんだなぁ、なんて、いただきながら思ったりしました。それから、こちらのラーメンって、事前に聞いていたとおり量はものすごいんですが、前述のとおりとても旨いので、麺とヤサイ、豚を食べきるのはさほど苦労はしませんでした。さすがに、最後に残ったスープを飲み干そうとした時、生理的にヤバイ感じはしたのですが…。(でも結局、折角なので飲み干してしまいましたが。)

 それにしても感無量、というか、ようやく本懐を遂げることができました。そして、いつか必ず、また来たいと思います。ごちそうさまでした。

平成21年5月訪問

神奈川県横浜市 XI'AN(シーアン) ヨドバシ横浜店

 中国の麺料理には、麺生地の固まりを専用の包丁で削り飛ばして作る『刀削麺』というのがあるのですが、それがいただけるお店です。

 この日は、横浜に所用があり、そのついでに横浜駅近くのヨドバシカメラに寄ったのですが、買い物を済ませた後ちょうどお腹が空いていた時、ヨドバシカメラの地下にあるこちらのお店を見つけ、看板に書かれた『刀削麺』という言葉に誘われ、ついフラフラっとお伺いしてみました。で、いただいたのは当然の事ながら刀削麺を使ったマーラー(麻辣)麺。ちなみに同行者も、刀削麺を使ったサンラー(酸辣)麺をいただいていました。

マーラー麺 850円
マーラー麺 850円
 で、そのマーラー麺。最大の特徴は、やはり刀削麺の食感というか。薄いところはピロピロので、厚いところはモチモチの歯応えなのですが、それが適度に混ざっているため、口の中が何とも面白いことになっています。またスープは、アッサリとした中華スープをベースに山椒や辣油などのスパイスを効かせ、挽肉でコクを出したような感じ。いろいろと凝ってはいるのですが、あくまで、麺の引き立て役というか、麺を食べさせる為の汁という気がしました。

サンラー麺 850円
サンラー麺 850円
 また、同行者のいただいたサンラー麺は、私のいただいたマーラー麺よりも辛みが強く、黒酢の風味が効いています。

 というわけで、刀削麺、堪能いたしました。ごちそうさまです。

平成21年5月訪問

北海道札幌市 眞麺 穂高

 先日記事をあげた函館の鳳蘭に続く、北海道にクルマで行ったついでのラーメン食べ歩き2軒目にして、残念ながら今回のトリを飾るのは、札幌市の厚別区というところにある、眞麺 穂高さんです。こちらのお店の店主さんは、聞く処に依れば今年の1月にお伺いした『すみれ』で修行された方のようで、いわゆる、『純連・すみれ系』のお店、ということになるのでしょうか。

 お店には平成21年5月5日(火・祝)の開店時間を少し過ぎたあたりに到着しましたが、小綺麗な店内には既に何組かのお客さんが。感じの良い店員さんに案内され私達が席に着いた後、ほどなくして待ち客も出ていたので、タイミング的には良かったようです。そして注文ですが、味噌ラーメンに煮玉子を追加してお願いしました。前回札幌に来た時も味噌ラーメンばかりいただいたので、今回は味噌以外のラーメンもいただいてみたかったのですが、やっぱり、札幌に来ると、どうしても味噌ラーメンが食べたくなってしまうんですよね。

みそ 700円 + 煮玉子 100円
みそ 700円 + 煮玉子 100円
 それで登場したラーメンは、こま切れのチャーシューが添えられているあたりが『純連・すみれ系』を感じさせ、加えて、チャーシューの上には、おろしショウガがちょこんと乗っています。で、まず始めにスープをいただけば、炒め野菜の旨味にスパイシーな感じがすみれとどこか共通するものを感じます。でも、すみれと大きく違うのは、味噌の濃さや塩気、それに油の量など、全てがいい塩梅というか、丁度良い「濃さ」に感じました。すみれのパンチのある味も良かったのですが、この丁度良い感じというのも、とても良いものですね。また麺は、西山製麺製とのことですが、太めでモチッとした食感。具の、チャーシューやメンマ、そして追加の煮玉子もいい感じ。そして途中から、チャーシューの上に乗ったおろしショウガを混ぜていただけば、サッパリ感が加わって、またちょっと違った感じになりました。

 というわけで、また札幌で味噌ラーメンをいただいたのですが、とても美味しい一杯に出会えて、満足いたしました。こちらのお店は、失礼ながら、札幌のラーメン店の中でも超が付くほどの有名店ではないと思うのですが、そんなお店だからこそ、こんな味に出会えたのかなぁ、なんて。どうもありがとうございました。ごちそうさまです。

平成21年5月訪問

北海道函館市 鳳蘭

 函館といえば、一説には日本のラーメン発祥の地ともいわれ、中でも、スープの澄んだ塩ラーメンが有名らしいのですが、これまで何度か訪れているにもかかわらず、実は一度もいただいたことがありませんでした。それで今回、札幌での所要のため自家用車で東北道を北上しフェリーで函館に上陸したついでに、ちょっと寄り道することにしました。

 フェリーで函館の港に着いたのは午後1時近く。早速、市内のアタリを付けておいたお店をいくつか回ったのですが、さすがは連休中(訪れたのは、平成21年5月4日。)のお昼時だけあって、どこのお店も大行列。あまり時間もなかったので諦めて札幌に向かおうとしたところ、たまたま行列していないこちらのお店を発見したのでお伺いしてみることに。
店内に入ると、函館ラーメンと看板には書いてありますが地元の方々が利用する中華料理という雰囲気です。

 席に着くと早速注文(厨房に向かって席から叫ぶ方式)ですが、お腹が空いていたので、塩ラーメンにシューマイとライスが付く定食をおオーダー。注文して程なく、まずはシューマイとライスか登場。それから程なく、塩ラーメンが登場しました。

定食(塩ラーメン+シューマイ+小?ライス) 800円
定食(塩ラーメン+シューマイ+小?ライス)800円の塩ラーメン 
定食(塩ラーメン+シューマイ+小?ライス)800円の塩ラーメン
 で、まずは塩ラーメンから。澄んだスープは、豚骨など動物系の素材を中心に静かに煮出した感じ。素材をあれこれ放り込んで複雑な味にしたというよりも、シンプルな素材ですっきりした味に仕上げたというか、昔ながらのスープの取り方を守っているような感じがしました。また麺は、中細のストレート麺。若干柔らかめなゆで加減という気もしましたが、かえってそれがスープと合っているような。そして具のチャーシューは懐かしいタイプで、他の具は白ネギとメンマのみです。それと、シューマイは大ぶりでジューシー。こちらも肉など素材の旨味を堪能できます。これはご飯が進むなぁ。

 ところで、こちらのお店のメニューには、シューマイは有れども餃子は無いのですが、そういうお店って、個人的には老舗っぽく感じるんですが。そんなお店の、昔からあるような塩ラーメンとシューマイ、美味しく堪能させていただきました。ごちそうさまです。

平成21年5月訪問

このブログの管理人

HN:
馬 たひお (@uma_tahio)
性別:
男性
趣味:
このブログのとおり
自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

【ご注意】 このブログに記載された情報は訪問当時のもので、現在のものとは異なる場合があります。あしからずご了承ください。

ツイッター

ブログ内検索

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
3 5 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

アーカイブ

忍者ツールズアクセス解析