たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県矢板市 米沢ラーメン 鈴木屋

 先日お伺いした時にいただきそこなった、昨年出た某ラーメン本がらみの新メニューである『桜そば』ですが、間を置かずして昼時に矢板のほうにお伺いする機会がありましたので、捲土重来を期し再訪したところ、今回は無事いただくことが出来ました。で、その桜そばですが、某ラーメン本によると、梅をタレに使い、青じそを浮かべたラーメンのようです。また、食べ方の案内が書かれた物がカウンター上に置いてあり、それによれば、1.まずはそのままで。2.別添えのワサビをスープで溶かし、それを回しかけて。(ここで混ぜては駄目だそうです)3.別添えの具(チャーシューとワカメ)を入れて。と、3ステップでいただくそうで、食べ方まで指定してくるあたり、店主さんのこのメニューに掛けるこだわりというか情熱が感じられます。

桜そば 800円
桜そば 800円
ちゃばら飯 300円
ちゃばら飯 300円
 注文してちょっとすると、まず、具とワサビの載ったお皿が登場。特に、チャーシューは、盛りつけられる前にバーナーでこんがりと炙られ(結構時間を掛けてました)見るからに香ばしそうです。そして程なくして、桜そば本体が登場。うっすら赤みがかったスープと、そこに浮かぶ青じそと白ネギのコントラストがきれいですね。それで登場した桜そばを、店主さんの指定したとおり、まずはそのままいただくと、梅の酸味、そして青じその香りが。また、それらの奥にはこちらのお店で使われる煮干しダシの味や香りも感じられますが、とっても爽やかでフレッシュな印象の美味しさです。次に、別添えのワサビをレンゲで溶かし、スープ表面にポタポタと回しかけていただくと、ワサビの風味が加わることにより、スープの煮干しの香りが抑えられるというか、また違った味わいに変化して、これもまた美味。ちなみにこのワサビ、辛みはほとんど無く、風味のみが加わる感じです。また、ここで全体を混ぜないことにより、より香りが立体的というか重層的に感じられる気がしました。(混ぜちゃうと香りがべったりした平面的な感じになってしまうかと。)そして最後は。別皿のワカメとチャーシューをイン。ワカメと梅の相性は悪いわけが無く、また、香ばしいチャーシューの風味が加わることにより一般的なラーメンに近づく印象がありますが、これはこれで美味しく、かつ「ラーメンを食べた」という満足感が得られるかと。また、一緒に頼んだちゃばら飯は、前回もいただいているのですが、この柔らかめの味付けは、こちらの(個人的には)強めに感じる塩気を持つスープと良く合いますね。

 というわけで、今回も満足させていただきました。ごちそうさまです。

平成21年9月訪問

栃木県下都賀郡壬生町 ラーメンショップ 壬生店

 近くにJが付く某有名店があるおかげで、誠に失礼ながらいざ来ようと思ってもつい通り過ぎてしまう壬生のラーメンショップですが、今回はそのJが苦手な同行者と一緒だったおかげでお伺いすることができました。

 こちらのお店は、とちぎテレビの『car Xs』という番組で取り上げられたところをたまたま見たことがあるのですが、店内にはその番組とのコラボメニューの案内が。でも、いただいたのは、定番のネギラーメンと、同行者は辛味噌ネギラーメンなんですが。

ネギラーメン 650円
ネギラーメン 650円
 で、まずはネギラーメン。背脂など追加されていないスープは、コッテリ感は控えめでわりとライトな口当たり。ただし、豚の十分な旨味とコクは感じられます。少ない経験から申せば、これまでいただいたことのある県内のラーメンショップの中ではあっさり目なほうかと。そこに、ネギを和えたゴマ油の香りが加わると、もう。そのネギは、わりと細かく刻まれ、麺に自然と絡んで口に入ってきます。そして麺は、ラーメンショップの麺。ゆで加減は若干固めに感じましたが、これは好みもありますので。あとネギ以外の具は、薄切りのチャーシューとワカメ。チャーシューは、柔らかくも歯応えのあるラーメンショップっぽい物ですが、結構いけてました。

辛味噌ネギラーメン(中辛) 850円
辛味噌ネギラーメン(中辛) 850円
 それと、同行者のを分けていただいた辛味噌ネギラーメンは、唐辛子のストレートな辛さが印象的。中辛にもかかわらず、個人的にはヒリヒリを通り越しヒーヒーという感ですが(辛いものは、割と得意な筈なんですが…。)、逆にそれが良かったりして。具は、ネギラーメンのに加えコーンが追加されますが、このコーンの甘さがホッとさせてくれますね。それにしても、中辛でこれだと、個人的には激辛(ご丁寧なことにお品書きの激辛の文字の横には括弧書きで「地獄」と書いてあります)は無理かなぁ。

 というわけで、両方とも美味しくいただきました。ごちそうさまです。

平成21年9月訪問

栃木県宇都宮市 らあめん厨房 どる屋

 先日いただいた冷たい鮎らーめんの記事をあげた時、ついでに何気なくどる屋さんのブログを拝見したところ、「今回で今年のお店での鮎らーめんは終わりになるようです。」との記事が。実は、去年は都合が合わずにいただきそこない、今年も冷たい鮎らーめんはいただいたものの通常の鮎らーめんに関しては未だ…。また、そのちょっと前の記事には、鮎らーめんに合うよう作られた『どる茶』という紅茶の紹介があり、お茶(洋の東西を問わず)好きのカミさんに話したところ、「可及的速やかにその両方をいただかなくては」ということになったので、翌日(9月5日)の昼の部にお伺いすることにいたしました。

 土日は無料でありがたい市役所の駐車場にクルマを停め、開店の15分くらい前にお店に到着したところ、既に待ち客が並んでいた店頭には、鮎らーめんの日を示すのか鮎の形をした幟が掲げられていました。(ただ単に、前回お伺いした時は気づかなかっただけ?)やがて行列が伸び、定刻12時の少し前に開店となり入店。お冷やが出され、入店した順に注文となるのですが、今年の鮎らーめんには、塩・醤油に加え鮎の魚醤を使った合計3種類の味があり、どれにしようか少々悩みます。それで結果的に、私が鮎だし香りねぎ鮎魚醤入りらーめん、同行者が鮎だし塩らーめんの、それぞれロース焼豚一枚入りと、どる茶を2つお願いしましたが、醤油味は、来年以降の宿題となってしまいました。

どる茶 200円
どる茶 200円
 その後程なくして、まずはどる茶から登場。早速味見をしたところ、お茶と花のようなハーブの香りなどが複雑に混ざり合い、それが結構強く感じられました。個人的にはこの時、「ちょっと香りが強すぎるのでは」などと思ってしまったのは素人の浅はかさだったのですが。(これについては後述)

鮎だし香りねぎ鮎魚醤入りらーめん(ロース焼豚一枚入り) 850円
鮎だし香りねぎ鮎魚醤入りらーめん(ロース焼豚一枚入り) 850円
 そして程なく、香りねぎ鮎魚醤入りが登場。鯛だしの時と同様、店主さんが熱した油をネギの上にかけてくれます。で、まずはスープからいただくと、初めに、油をかけられた白美人ネギの香りと、華やかな鮎魚醤の風味が。そして、何とも深い味わいのスープが後からぐいぐいと迫ってくるような感じがします。先日、冷たい鮎らーめんをいただいた時にも感じましたが、このラーメンにも使われている鮎魚醤は、華やかな風味に加えものすごく滋味豊かで、それによってスープが、何ていうか、くどくないけどものすごく個性がある味と香りになってる気がしました。また麺は、こちらではおなじみの、縮れの強い細麺。そして具は、たっぷりと載る柔らかい白美人の他、スパイスの香り高い焼豚と、ホクホクの味付け卵といった、鯛だしのラーメンと共通のものですが、鮎だしand鮎魚醤にも絶妙のマッチング。特に、白美人ネギは、麺と一緒にいただくと、何ともたまらないものがありました。それと途中から、別添えの七味を適宜投入。七味は鯛だしの時と同じように感じましたが、柑橘系の華やかな香りは、鮎だしとも相性が良いようで。

鮎だし塩らーめん(ロース焼豚一枚入り) 600円
鮎だし塩らーめん(ロース焼豚一枚入り) 600円
 次に、お行儀悪く同行者と丼を交換していただいた塩らーめんのほうは、もう、最初から、鮎全開といった感じ。川魚らしいじんわりとした旨味と、強いけど嫌みのない鮎の香りが感じられ、魚のダシが好きならば、こちらの方が鮎の風味を堪能できて良いかもしれません。ちなみに、麺と具は、こちらも鯛だしのラーメンと共通です。

 と、二種類とも違った美味しさで、これだけでも満足なのですが、ここで登場するのが前述のどる茶。本来の目的どおり、ラーメンをいただいている途中でいただいてみたところ、これが先程、単独で味見した時とは全く違う印象。単独だと強く感じた香りも、鮎らーめんの合間にいただくことによって、何ていうか、鮎らーめんの風味とどる茶の風味が絶妙に合いつつも、舌と鼻腔を上手にリセットしてくれるというか。これは説明どおり、次の一口が本当に美味しく感じられますねぇ。しかも、結構風味の違う鮎魚醤味でも塩味でも合ってしまうのがすごいというか。で、これなら、鯛だしとも合うんじゃないでしょうか。いやぁ、本当に、おみそれいたしました。

 というわけで、今回はラーメンと紅茶のコラボレーション、堪能させていただきました。っていうか、これは、共同作業を意味するコラボレーションというよりも、調和を意味するハーモニーという感じですね。ごちそうさまでした。

追伸

 それにしても、美味な体験というのは、後々になっても鮮烈に甦るものですね。今回の鮎らーめんの体験は、思い出すたびに口の中に唾が溢れてきてしまうというか。実は、このブログでラーメン店を訪問した後それについての記事を書くのは、いろいろあって訪問した数日後(下手したら一週間以上後)になってしまっているのですが、これを書いている最中も、生唾が止まりませんでした…。嗚呼、早く来年にならないかなぁ。

平成21年9月訪問

栃木県さくら市 ラーメンショップ 氏家店 【閉店】

 どうやら数日前(平塚に行った辺り)から風邪っぽかったので、「かかったかな、と思ったら」と、早めのネギラーメンを。ここ数回の訪問の際、チャーシューが当たり続きだったので、期待を込めて今回はネギチャーシューにしてみました。

ネギチャーシュー(普) 830円
ネギチャーシュー(普) 830円
 で、ラーメン自体はいつもの味というか、今日はタレの加減もバッチリで旨かったのですが、期待のチャーシューが「大当たり!」と小躍りするには若干足らなかったかなぁ、と。まぁ、それでも十分に旨いので全然オッケーなんですが。それにしても、こちらのチャーシュー系のメニューに投入されるチャーシューの量は、マジハンパねぇっすな。そして、途中からはニンニクを普段の1.5倍投入し、最後は豆板醤とお酢を入れフィニッシュ!これで風邪もどこかに飛んでいったぜ!!

 ごちそうさまでした。

平成21年9月訪問

神奈川県平塚市 老郷 本店

 6月の末に平塚にお伺いした時に初めていただいた、ご当地名物というかこのあたりでしかいただけない『タンメン』ですが、今回、また平塚にお伺いすることになったので、もう一度いただいてこようかと。

 で、前回と同じところでも良かったのですが、今回はこちらの老郷(ラオシャン)本店にお伺いすることにしました。聞くところによれば、前回お伺いしたお店とはもともと同系列のお店だったのが、いろいろとあって現在は別系統になっているらしいです。

 市営の紅谷町駐車場というところにクルマを停め、歩ってすぐのところにお店はあったのですが、その周りは、繁華街というか夜のお店が建ち並んでいます。もっとも、お伺いしたのが平日の午後3時半過ぎという時間だったので、人通りは閑散というか、繁華街の昼間独特の空気が漂っていましたが。お店に入ると、店の中央にある厨房にはオバチャンが一人で、それ取り囲むコの字型のカウンターには先客が二人。カウンターには、給水器というか蛇口が2人に1つづつの割合で付いてました。そしてカウンターに座り、壁のお品書き(もっとも、メニューは今回いただく事になる3品しかありませんが)を見たりしていたところ、厨房内のオバチャンから(二人連れだったので)「湯麺二つでいいの?」との声がかかりましたが、一つはみそ麺にし、ついでに餃子もお願い。注文が済むと、目の前で調理開始され、程なくすると湯麺とみそ麺が登場。そしてその後、餃子も登場しました。

湯麺(タンメン) 550円
湯麺(タンメン) 550円
 それでまずは湯麺。見た目は、丼一面に載せられたワカメが目に付きますが、その下には済んだスープに浮かぶ刻みタマネギとメンマが。とりあえずスープを一口いただくと、ワカメの風味が強く感じられ、そしてお酢の酸味が。また、スープのダシは豚骨と乾物系とのことですが、あくまでも裏方というか、陰からじわじわと効く感じで、何ていうか、お酢の効いたワカメスープといった感じというか(思わず、炒りゴマでも振りたくなってしまいました。)、ワカメが入ると結構違うものになるんですねぇ。また麺は、別のお店でいただいた時と同じく冷や麦のような味と食感ですが、その時と比べると若干太いような気が。また、茹で時間はわりと長く感じたのですが、最初は割と歯応えを感じ、その後は割と早めに食感が柔らかめに変化するように感じました。そして具は、前述のとおり大量のワカメと、みじん切りのタマネギ、そしてメンマ。とにかくワカメが多いのですが、戻し方が上手いのか歯応え、風味とも良かったです、それと、生タマネギは湯麺に欠かせないというか、この味と香りが、うまく働いてますね。それと途中からは、店のオバチャンにも言われたとおりラー油を投入すると、これがまた。もっとも、更にワカメスープ度が上がる気がしましたが。

みそ麺 550円
みそ麺 550円
 次に、お行儀悪いけど同行者と丼を交換し、みそ麺をば。こちらは、湯麺の味付けをみそに変えただけでしょうか?ただ、スープの見た目は透明感があり、これが味噌味とはにわかには信じがたいのですが。でも、いただいてみると、間違いなく味噌味。で、それに使われている味噌だれの味が、結構インスタントチックで、たとえは悪いですが生タイプのワカメの味噌汁にお酢と麺が入っている様な感じがしました。もっとも、前述のとおりワカメは旨いし、それにこのインスタントチックな味が、湯麺ととてもマッチしている気が。これは結構好きな味かもしれません。

餃子 500円 ※本当は7個あります(写真は既に1ついただいた状態です…。)
餃子 500円 ※本当は7個あります(写真は既に1ついただいた状態です…。)
 それと餃子は、シャクっポリっとした焼き目も香ばしく、餡もしっとりとして、何ていうか、餡も皮もしっかりとした感じで美味。それと、別のお店はかなりハードなニンニクの効き具合でしたが、こちらは個人的には常識的な効き具合というのも良かったです。また量も、そこそこの大きさのが7個と、ボリュームもありますね。

 というわけで、再びの湯麺となったのですが、みそ麺、餃子も含め、今回も堪能させていただきました。ごちそうさまです。

平成21年9月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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