趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
静岡ツーリングの帰り道。前の記事であげたスマル亭1号店で朝食をいただいたあと、進路を内陸部に取り、富士山の裾野を走って山中湖に出て、その後、バイクというか首都圏からのツーリングのメッカだとは知らなかった国道413号通称「道志みち」を走って、神奈川県の津久井湖へ。先程寄った「道の駅どうし」がえらい混んでいて休むに休めなかったので、ここでちょっと休憩をば。
で、缶コーヒーでも飲みながらダム湖を眺めようと思ったのですが、湖に面したところにあるこちらのお店が、ちょうど開店したところ。予定では、もう少し進んだところで昼食だったものの、先程のような混雑はもう勘弁して欲しかったのと、こういう偶然性のあるお店のチョイスも嫌いじゃないので、こちらでいただいていくことに。
コンパクトな店内は、テーブルとカウンター席が。あと、湖に面した外のテーブルでもいただけるようで。
注文は券売機による食券制ですが、開店直後にもかかわらず売切ボタン点灯が多数。無いものは無いで仕方ないと思ったものの、一応店員のお姉さんに確認したら、「ごめんなさぁい。昨日のままで直してなかったのよぉ。」とのことだったので、売切だったかき揚げそばと、ついでに生玉子の食券を購入。あと、券売機にはボタンが無かったものの品書きには書いてあり、実物もカウンターに置いてあったいなり寿司も一緒にお願いしました。
その後、少し待ってから登場したかき揚げそば+生玉子。
まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこで、濃口醤油メインの味付けは、塩みと甘みのバランスは適度。また一口目は味の濃さが正直ちょっと薄いと感じましたが、いただいているうちに、だんだんと丁度良く感じてきました。
またソバは、生かどうか判りませでしたが、温かいツユに浸かっていてもツルシコな食感がしっかりと有り、もちろん香りも悪くなく。この日は、曇り空の下を一部区間では震えながら走ってきたので温かいそばにしましたが、これなら冷たいそば(ぶっかけと、それのたぬき、山菜、とろろがあり。)も食べてみたいですね。
それと具のかき揚げは、揚げたての衣サっクサクで、タマネギやニンジンなどの野菜のタネにも良い感じで火が通ってます。ツユとの馴染みも良いですね。
こちらは、写真で判るように、1つにはガリが、1つには紅ショウガがあしらわれ、お新香まで付いているという。
こういうちょっとした気遣いは嬉しく感じると共に、甘すぎないお稲荷さんの味付けなど、お味の方もなかなかでした。
というわけで、どれも美味しくいただき、満足。旅先で偶然、こういう好ましいお店でいただけるって、旅の醍醐味と言ったら言い過ぎですが、その旅をより楽しいものにしてくれますね。
ごちそうさまでした。
令和5年10月訪問
静岡ツーリングの2日目。前の記事にあげた下田市の食堂で朝食をいただいた後、駿河湾に沿って伊豆半島東岸を北上。沼津市からは極力海沿いを走り、昼過ぎに着いたのが、静岡市の清水区。
以前、某デイリーポータルZというサイトの記事で知ったのですが、この清水区には、「溶き味噌系」や「溶き味噌ラーメン」と言われる独特な味噌ラーメンがあるとか。その特徴は、麺はストレートタイプの細麺で、具はモヤシを炒めたものに加え、チャーシューも細切りされたものが多く、更に上からゴマが振り掛けられるなどいくつある(もちろん例外もあり)のですが、中でも最大のものは、その名前のとおり、味付けに使う味噌ダレがスープに溶かれず、麺に載せられて提供されるということ。それを客が一気に、また徐々に、はたまた別皿に
取って適宜と、好みに合わせて溶きながらいただくというスタイルになっています。
で、知ったからにはいつかいただきたく、この辺りに来る機会を狙っていたのですが、今回、静岡県の海沿いをツーリングしようと思い立った時、旅程に組み込んだ次第。
しかし、その元祖と言われる「一元本店」に到着したものの、店外で入店待ちしている状況にもかかわらず、営業終了の札が!時計を見ると、タッチの差で間に合わなかったようで、その札を見て思わずがっかりした声が漏れた時、そこに居あわせて「あら残念」と(小馬鹿にしたような口調で。多分此方の思い込みだと思いますが……。)宣ったBBAのことは一生忘れないでしょう。
それはさておき、「一元」と名の付くお店のなかには、確か通し営業されているところがあったと、バイクに戻りスマートフォンで検索。すると、ここから10分くらいのところにある鳥坂店を発見したので即座に向かうことに。
その後、スマートフォンをナビにして市街地を走ること少しで、お店に到着。
外観からして、年季の入ったラーメン屋という佇まいで嬉しくなりますが、お店に入ってもそんな感じで、カウンターの中には、元気なお姉さんたちが。
お品書きは、カウンターの中に大きなものが貼ってあるだけというのも年季の入ったラーメン屋っぽくて良い感じなのですが、それを見ても、名前だけでは、どれが溶き味噌系かは不明。なのでカウンターの中のお姉さんに「味噌を溶くのはどれですか」という、かなり間抜けな質問をして教えてもらった品をお願いしました。
それがこの、サッポロみそ柳麺。そういえば、ラーメン様の品を「柳麺」と書くお店、昔はあったなぁ、などと思いつつ、厨房では無くお店の外を向いたカウンターで待つこと少し。
味噌ラーメンにしては早い提供時間で、ラーメンが完成しましたが、スープに浸かった麺の上に味噌ダレが載り、その上に細切りのチャーシュー。そして その周囲にはゴマと小口切りの細青ネギが散らされているというビジュアルは、かなり特徴的に感じます。
で、それをどういただくか。
味噌ダレを一気に溶かすという手もあったのですが、やっぱり、味の変化を楽しみたいということで、最初はあえて溶かずにスープを一口いってみると、やや白濁したそれは、サラっとした口当たりで、動物系メインっぽいまろやかな出汁の味わいと、明確な旨味のエッジが。
次に、味噌を徐々に溶かしていきますが、あまり溶かさないうちに旨いと感じるポイントが出現。ちなみに味噌ダレそのものは、赤味噌がベースで味噌的コクもありつつキリっとした味の印象ですが、先述のスープと合わさることで、旨味が増し、角の取れた味わいになりますね。そしてそこから全部溶かすまで旨いポイントは続くのですが、いきなり全部溶かしても良いくらいの味噌ダレの量、かつ、最初ケチったこともあって、最後は味が相当濃くなりました。もっとも、それはそれで良かったんですが。
また麺は、細ストレート麺というのは知識として知っていましたが、こちらのお店のは、極細と言って良いくらいの太さで、加水率低めっぽい食べ始めはボリっとした食感のもの。こんな麺を味噌ラーメンでいただくのは初めてな気もします(極細麺はあったが、低加水なのは初めてかも。)が、しっかり合ってますね。
そして具は、シャキシャキのモヤシと、細切りで柔らかくも肉の食感があるチャーシューが、麺とよく絡みます。
というわけで、初めていただいた味なのですが、決してトリッキーでは無く、実にしっくりとくる美味しさだったというか。先のBBAのお陰で一気に悪くなった静岡市清水区の印象が、この一杯で一気に覆り、またいつかこの地を訪れて、溶き味噌系の食べ歩きなどしてみたいとさえ思うようになりました。
ごちそうさまです。
令和5年10月訪問
10月上旬のとある金曜日。この日から、2泊3日の予定で、静岡県へとバイクでツーリングに行くことに。
もっとも、栃木県から静岡県まで、バイクで直接行くにはかなり遠いため、その途中で朝食なり昼食なりいただく訳なのですが、今回はルート上にあった道の駅しもつま内にある食堂で、朝食をいただいていくことに。というのも、こちらの食堂は朝7時から営業していることに加え、なんと朝ラーメンをメニューに加えているからでして。
そんなわけで、自宅を早朝に出発し、一般道を走ること暫し。道の駅しもつま午前8時前に到着しました。
で、平日のそんな時間にもかかわらず、駐車場、そして食堂の店内は結構な盛況。食堂内は、半分くらい席が埋まっていたんじゃないでしょうか。
注文は食券制なので、早速券売機でお目当ての朝ラーメンの食券を購入。ちなみに、700円で朝チャーシューメンという品もあり迷いましたが、初志貫徹。あと、メニューは限られるものの定食類もいくつか販売されていて、中でももつ煮定食は人気の様子でした。(これはまた食べに来ないと駄目かも。もつ煮好きだし。)
カウンター内の店員さんに食券を提出し、席をキープ。それほど待たずに出来た旨の呼び出しがありました。
席に持ち帰り、まずは色的に薄めのスープからいってみると、これが。出汁は豚骨などの動物系メインっぽくも感じましたが全く自信なし。というのも、イマドキのラーメンのように出汁素材の持つエッジをエグいくらいに効かすのでは無く、サラっと旨味を煮出したあっさりしたものなので。もっとも、エキス分はしっかりと抽出されているので、物足りなさは無いのですが。また、色味からもわかるように、醤油の風味も抑えめですが、塩気はじんわりと十分。それらで朝にいただくにはピッタリな味わいというか、個人的には、こういう味が歳と共にどんどん好きになっているんですよね。
また麺は、スクエアな断面の細ストレートタイプ。ツルッとした口当たりに、ちゃんとコシもあって、スープとの相性もバッチリ。
具は、ちょっと懐かしい風味の小ぶりなチャーシューが1枚と、あっさりとした味付けのメンマ、そして薬味の白ネギとシンプルですが、これで必要十分という感じで。
というわけで、美味しくいただいて満足したと共に、身体が温まって最高でございました。(この日は結構冷え込んでいて、早朝はバイクで走るのが結構つらかったので。)
ごちそうさまです。
令和5年10月訪問
お伺いしようと思っても、駐車場がいっぱいだったり臨休だったりプライベートではあまり会いたくない同僚がいたり(入店した時、件の同僚はちょうど食券を買っていたところだったので、お店には悪いけど回れ右して別のお店にした)して、個人的には少々巡り合わせが悪いこちらのお店ですが、今回はお店に着いた時に駐車場がいっぱいだったものの、ちょうどお客さんが退店してきたので、一寸待って無事クルマを停めることができ、久しぶりの訪問となりました。
それで入店したあと、今度はウエイティングリストに名前を書き、呼び出しベルを持って暫しクルマで待機。幸いなことに、あまり待たずに呼び出しとなったので、改めて入店して食券購入。実は今回、いただくものは密かに決めていて、前回お伺いした時と同じ、塩つけ麺に味玉と半ライスという組み合わせで。そういえば、その時よりつけ麺が値下げになっていた様な気がしたのですが、だとしたら物価高騰のご時世の中、頭が下がる思いです。
【つけ麺(塩) 800円 + 味付玉子(那須御養卵) 100円 + ランチライス 100円】
その後、食券提出からそれほど待たずに登場したそのつけ麺。早速麺をつけ汁に浸し啜り込めば、これが、もう。
まずはわりと太めの麺ですが、ツルッとした口当たりは前回いただいた時同様に感じたものの、前回はソリッドに感じた歯応えが、それは有りつつもポニョシコっとした弾力がより増したような。麺が変わったのか、はたまた私の記憶違い(多分こっち)かはわかりませんが、この麺、好きですね。
またつけ汁は、鶏ベースと思われる出汁の旨味がしっかりとしていて、それにまろやかさの有る塩味が、つけ麺には丁度良い塩梅に効かされています。ですが前回いただいた時は意識しなかった唐辛子のピリっとした辛みが、今回はわりと感じられました。(ただ、これも記憶違い?)してこの辛みと、麺の上に載った生のとつけ汁に入ることによって少し火が通った組の白ネギが味を引き締めて、良い感じ。
それと具は、麺に絡めやすいホロっトロっとした食感のチャーシューや、シャクシャクした穂先メンマ、追加した味加減固まり具合とも絶妙な味付玉子はどれも相変わらずのクオリティ。
て。麺を全て食べ終わった後のつけ汁は、スープ割りをしてから、ランチライスを投入。これ、前回つけ麺をいただいた時に試して良かったものだから今回も同じくしてみたのですが、先述の辛みのお陰で多少印象は変わったものの、つけ汁のベースとなる鶏などの出汁がしっかりしているお陰で、やっぱり旨いですね。
というわけで、前回つけ麺をいただいた時同様、お腹パンパンにしつつも美味しくいただき満足いたしました。
ごちそうさまです。
令和5年10月訪問
少し前、仕事で同行者と出掛けた際に、同行者からの提案に乗ってお伺いしたこちらのお店ですが、今回も、同行者からの提案含めて、前回と全く同じ状況でお伺いすることに。
それで前回は、「丸みそラーメン」という品をいただきましたが、今回はどうしようかとお品書きを見たところ、丸みそラーメンと同じページに「みそ野菜ラーメン」という品が。
丁度野菜を食べたい気分だったので、今回はその品と、同行者が某栃ナビのクーポンで餃子を頼むというので、私もそれをお願いしました。
待つこと少しで登場し、まずはスープからいってみたところ、前回は味噌味噌味しいを超えた味噌味噌味噌しいくらいの味噌感と思った味わいが、味噌感はありつつも、なんだかコッテリまろやかに。っていうか、ただ野菜が増えたというよりも、野菜が茹で野菜ではなく、炒め野菜になっているんですかね?店員さんに確かめなかったので確証はないのですが。更に、野菜と一緒に、豚バラ肉と干し?椎茸が入っていたのも前回と違うところ。炒めに使った油か豚バラ由来の脂かはわかりませんが、前回いただいた時よりもッテリまろやかに感じられたのは、その所為でしょうか。
また麺は、通常のもののほか太麺が選べたので、前回同様今回も太麺で。縮れ具合や、ツルっとした口当たり、それとモチモチの食感が、やっぱり良いですね。
そして具は先述のとおり、キャベツやモヤシ、ニンジンなどたっぷりの野菜と、そこに混ざる豚肉と椎茸。あと柔らかいけどどこか懐かしい味わいのチャーシューに、量が多めのメンマとナルトが嬉しいです。
一緒にいただいた餃子は、クーポンでのサービス品ですが、通常の物と同じ。
焼き目サク、あとはペロンとした薄めの皮に包まれた餡が、かなりジューシーでびっくり。
こちらのお店ではあまりいただいたことが無かった餃子ですが、これなら積極的にいただきたいと思いました。
というわけで、今回も美味しくいただきました。
ごちそうさまです。
令和5年9月訪問
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