趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
旅の最終日。この日は岩手からほんの少しだけ秋田をかすめた後、JRの奥羽本線で南下しつつ、山形県内のラーメンを可能な限り食べ歩こうと計画しておりました。それで、奥羽本線の最初に乗る予定だった列車がいきなり遅れたりもしたのですが、とりあえず最初の目的地である新庄に到着しました。
実はこの新庄に来た目的というのが、当地のごく一部のお店で何十年も前から食されてきたという、鶏モツラーメン。煮て味付けした鶏モツをラーメンに載せていただくというスタイルで、最近は街おこしのために利用され、色々なお店でいただけるようになっているのですが、今回は折角なので、その元祖を謳う一こちらの茶庵支店にお伺いしてみることに。ちなみに、新庄市内には一茶庵支店の他に、一茶庵本店と一茶庵分店もあるのですが、鶏モツ入りのラーメンで有名なのは支店のほうで、本店はモツは載らずとも(っていうか、鶏モツの載ったラーメンは無いそうで)昔ながらの中華そばが有名だそうです。
それで雪の中、新庄駅から10分少々歩いて午前11時40分過ぎ、お店に到着。その時、店外待ちこそないものの、店内はほぼ満席で、相席でなんとか座れました。(その後もひっきりなしにお客さんが訪れ、程なくしてお店の内外で待っている状態に。)で、早速注文しようと、頼む品は決まっていたのですが壁に貼られたお品書きを一応見たところ、ラーメンと蕎麦が二本柱といったメニュー構成ながら、ラーメンの部ではカレー中華やぬるまラーメン、更にはぬるまもつラーメンや、中華ざるチャーシュー。そばの部でも、ザルチャーシューに親子そば、もつそば等など、興味を引かれる品が多数有ります。そんな中、こちらのお店の流儀に従い、(初志貫徹で)もつラーメンという品名と共に、当方の名字も告げ、待つこと暫し。10分少々のところで私の名字が呼ばれ、ラーメンが到着しました。
もつラーメン 600円
そのもつラーメン。見た目は、ラーメンの上に鶏モツと細いメンマ、そして白ネギという、シンプルな構成ですね。で、まずはスープからいってみたところ、表面に油はそれなりに浮いているので、それなりのコッテリ感はあるのですが、ベースのダシはガラ系メインでしょうか?他にも何か風味というか旨味的なものも感じるのですが、特定まではいかず。でも、アッサリとした中に滋味深さもある、美味しいスープだと思いました。また麺は、平打ちでかなり細めのストレートタイプなのですが、柳腰というか、しなやかだけどコシもある、なんとも色っぽい食感。これはとても好みですね。そして具のモツは、レバー、ハツ、砂肝、キンカン、それに皮といったところでしょうか?味付けはあっさりしっかりという感じで、スープや麺とのマッチングも良かったです。
というわけで、たいへん美味しくいただいたのですが、前述のとおり、他にも気になる品が沢山あるので、またいつか当地を訪れ、いろいろといただいてみたいですね。ごちそうさまでした。
平成28年1月訪問
前の記事のとおり、水沢競馬場で一日勝負に明け暮れ、無料送迎バスにて水沢駅の東口に戻って参りました。で、この日の宿は水沢駅西口に取ってあったのですが、そちらへ向かう駅の地下道を渡る前に、ちょいとばかり戻ってこちらのお店へ。実は今回の水沢行きが決まった時に当地のラーメンを調べた時、これはお伺いしなくては!と思っていた老舗だったんです。
それでお店の前で既に、出汁と醤油の良い匂いが漂っていたのですが、かなりシブめの雰囲気な店内に入るとそれがより一層。ただ、午後5時前という中途半端な時間帯のせいか、先客は数えるほどでした。
中華そば 500円
そんな中いただいたのが、こちらのお店の一番ベーシックな品と思われる中華そば。まずはスープからいってみると、最初に昆布のような香りがして、見た目どおり醤油は濃いめにビシっと。ついでに塩気も強めにビシっと。でもそのバックには、動物系に加えて魚介系も入っているのでしょうか(でも自信なし)?複数の素材からと思われる旨味が、きちんと感じられますね。表面に浮く油は少なめなので当然コッテリ感はほとんどないのですが、だからといってアッサリとは言い切れないというか、色は澄んでいるけど旨味は濃いめなしっかりとした味だと思いました。また麺は、太めの縮れ麺で、ワシワシ噛んでいただきたくなるホギホギとした固めの食感が印象的。っていうか、しっかりとしたスープに合わせるには、これぐらいハードじゃないと負けてしまうかもしれませんね。そして具のチャーシューは、面積的にはさほど大きくないものの、結構分厚いです。ですが食感は若干柔らか目で、クセもなく味付けも良い塩梅でした。(これなら、330円増しでもチャーシューメンにすれば良かったですね。)それと輪切りの白ネギのピリっと感か全体を引き締め、あと細めのメンマが、この中ではやさしめの味付けで、息抜き的に丁度良かったです。
というわけで、味的に大変美味しくいただいたのももちろんなのですが、昔から水沢の地で食べられてきたと思われる中華そばをいただけたことにも、大変満足いたしました。ごちそうさまです。
平成28年1月訪問
東京発の夜行バスで到着したのは、杜の都仙台。ここから、また別の高速バスに乗り継ぐ予定となっていたのですが、事前に調べたところ、24時間営業のラーメン店がバス停の近くにあったので、乗り継ぎ時間を利用して朝ラーをいただくことに。それがこちらのお店なのですが、末広ラーメン本舗と言えば、京都の新福菜館が発祥の、秋田の有名店。以前、何度か秋田は訪れているのですが、都合が合わずその度に食べ逃していたので、今回、密かに楽しみにしておりました。
それでお店に着いた時、周りはまだ暗い午前6時半という時間にも関わらず、カウンター席のみの店内は満席で店外1人待ちという状況。さすがは人気店というか、100万都市というか。程なくしてお店に入れたのですが、ほんと、色々凄いですね。で、入口のところにある券売機で食券購入となるのですが、豊富なメニューに一瞬戸惑ったものの、ここはひとつベーシックな中華そばの並と、あとトッピングで珍しく感じた生玉子のを購入しました。
中華そば(並) 700円 + 生玉子 60円
出勤前と言うよりオール明けという感じの店内の会話を聞くとはなしに聞きながら待つこと少々。登場した中華そばは、記憶にある新福菜館のものよりはだいぶ常識的な色あい。(あちらのは見るからに黒々という感じなので。)カウンター上に置いてあったネギを適宜投入し早速スープからいただけば、出汁の動物系エキス分が濃いというか、しっかりしたベースという印象。また、見た目の色はそれほどながら、さすがは新福菜館の系統というか、醤油もしっかり効いています。今回、生玉子をトッピングしてみたのですが、1個くらいじゃブレない、ほんとしっかりとした味ですね。また麺は、中くらいの太さのストレートタイプ。口当たりは加水率低め?という感じもしたのですが、柔らかさというかしなやかさもあって悪くないです。そして具のチャーシュー、極薄なのが沢山入ってました。あと、途中からカウンター上にあった唐辛子を投入してみたのですが、これが結構合うんですね。
というわけで、朝から美味しい一杯をいただけて、満足いたしました。ごちそうさまです。
平成28年1月訪問
今回から、1月8日から10日にかけて東北地方に一人旅をしてきた時の記事が続きます。それでその初めが、こちらのお店。「栃木から東北に向かうのに、何で東京の品川なんだ?」となるとは思うのですが、往路は東京発の夜行バスで北に向かったため、その出発前に、最近ハマっている中本さんに寄ってしまおうかと考えた次第で。
それでバスの出発地や出発時刻などを考慮して品川店にしたのですが、午後10時半過ぎにお店に着いたところ、お店に入ったところにある券売機から延びる行列が、結構な長さというか。こんな時間に、激辛ラーメンがウリのお店に行列が出来るというのが、田舎者の私にとってはにわかに信じがたいのですが、この日は金曜日ということもあり、飲んだ後の〆で来ている人も結構居そう。現に、私の後ろに並んだ、50がらみの結構酔っ払ったリーマン2人組は、一方が激辛メニューである北極ラーメンを食べようとしているのをもう一方が必死に止めていて、それがこちらにまで波及したというか。(いきなり肩を叩かれ、「お兄さん!彼を止めてやって!!」と。)そんな中、後述のもの達の食券を購入。4人掛けのテーブル席に相席でのご案内となりました。
瓶ビール 520円
辛やっこ 180円
それでまずは、瓶ビールと辛やっこが登場。ちなみに辛やっこというのは、木綿豆腐にこちらのお店で最も辛いと言われる「冷し味噌ラーメン」のスープと具の肉を掛け、そして白ネギをあしらったもの。個人的に冷し味噌ラーメンについては、過去に一度挑戦して、何とか食べきったけどもその辛さに相当参った記憶があったのですが、こちらは、冷たい木綿豆腐が効いているというか、全く平気とはいかないものの、その時よりも辛旨を堪能できますね。それにしても、ビールがとても進むというか。
魚豚濃恋つけ麺(麺少なめ) 810円 と 半ライス 110円
辛やっこでビールをいただいていると、メインの魚豚濃恋つけ麺が、半ライスと共に登場。ちなみにこのつけ麺、中本さんの中でも品川店のみでいただける品で、付け汁は辛味入り、麺はあつ盛りも選べたのですが、両方ともデフォルトで、麺の量だけ少なめでオーダーしました。それで早速、太目のストレート麺を付け汁に浸けようとしたのですが、その付け汁は、ドロドロと言って差し支えないくらいの粘度。なので浸けるというよりも纏わり付かせていただくと、付け汁は豚由来の脂肪分が大量に乳化しているようで、口当たりはもの凄く濃厚。そこに魚粉がパンチを加え、なんていうか、圧倒的物量で攻めてくる感じがします。ただ、たまたまかもしれないのですが、付け汁の温度はかなりぬるめで、同じ物を注文した斜向かいのお兄さんはそれにご立腹のご様子でした。で、麺少なめで頼んだので、あっという間に麺を啜り尽くし、その後は付け汁を、具のチャーシューと共にオンザ半ライスしてみたのですが、これがまた良い感じ。更に、そこに残った辛やっこの汁を足すと、殊更良い感じで。
中本さんのメニューはどれも、掛けたり混ぜたりすると新しい美味しさがあると言われているのですが、この組み合わせでもそれを堪能することが出来、今回も満足いたしました。ただ、激辛の汁と大量の脂肪分は確実に老体に効き、翌日は一日中爆発しっぱなしだったのですが、それはまた、別のお話し、ということで。ごちそうさまでした。
平成28年1月訪問
久しぶりにこちらのチャンポンがいただきたくなってお伺いしたのですが、数えてみると、約1年半ぶりのようで。
長崎チャンポン 800円
それで約1年半ぶりにいただいたチャンポンですが、今回のは以前いただいた時よりもアッサリしているように感じたというか、身体にサラっと入ってくるような印象。もっとも、アッサリしているといっても、白く濁ったスープには野菜類やワカメ、豚肉にイカ、蒲鉾に竹輪といった練り製品、そして油揚げという具材の旨味がしっかりと溶け込み、そしてそれが麺にも染みているのですが。あと、相変わらずボリューミーというか、これ1杯でお腹いっぱいになるのも良いですね。
というわけで、今回も美味しくいただきました。ごちそうさまです。
平成28年1月訪問
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