たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

東京都世田谷区 油そば 東京油組総本店 下北沢組

 この日、あるアーティストさんの、夜から行われるライブを見るために上京。(一昨日もそんなことをやっていましたが……。)で、その前に腹ごしらえとなるのですが、この日は色々あって、会場のある下北沢まで来てしまいました。

 それで、今回お伺いするライブハウスのある下北沢駅界隈は飲食店も多く、どこでいただこうかと歩きながら悩んだ結果、ふいに「油そば」という文字が目に入ったので、こちらのお店にお伺いすることに。個人的に油そばや混ぜそばの類いってあまりいただいた事が無い食べ物なので、これを機会に経験を積んでおこうかと。

 で、店外の券売機で食券を購入してから入店するシステムになっていたのですが、その券売機を見ると、メインの油そばは、ノーマルのものと辛味噌油そばの2種類のみで、並盛り(麺160g)、大盛り(麺240g)、W盛り(麺320g)は同料金。他には各種トッピングなどという感じでした。それで今回は、基本の油そば大盛の食券のみを購入。買ってすぐ、外に出てきた店員さんに食券を渡して、カウンターのみのかなりタイトな店内に入るのですが、狭い通路沿いの上着用ハンガー掛けに、こんもりと荷物が入ったデイパックを掛けている人が居て、席に着くのに大変苦労しました。

油そば(大盛) 760円
油そば(大盛) 760円
 それでも何とか着席し、店内に流れるラジオを聞きながらちょっとだけ待つと油そばが登場。早速、カウンター上のボトルに入ったお酢とラー油を様子見で2回し(ちなみに、お店のウェブサイトによると大盛りは3回し推奨。)掛け、器の底に入っているタレや油と共に、麺に良ーく混ぜてからいただいてみたところ、コッテリするほどの油感は無く、逆にかなりサッパリというかスッキリした印象。醤油がベースと思われる味付けも、麺をいただくにはジャストとも言える濃度になっていて、これはヘルシーな感じがしますね。それにしても、このタレの旨味はどこから来るものなのか。最初、魚っぽい風味がしたけど、海苔の影響も考えられるし、前述のとおりジャンク系の混ぜそばと違って油油していないし。(もっとも、何由来だろうと旨いので問題ないですが。)また、太めの麺は、シコ感よりもチュルモチっとした食感が強いでしょうか。さすがに油そばの専門店だけあって、ワイルドな粉臭さは無く、タレやラー油と相まって良い風味。そして途中から、カウンターに置いてある刻みタマネギを追加。辛味は無く、独特な揮発性の香りとシャープな食感が、良いアクセントになりました。それと、チャーシューとメンマが具として入っているのですが、チャーシューは結構ワイルドな風味で歯応えはそれなりにある感じ。メンマはおとなしめの味付けに感じました。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、この後ライブハウスに行くことを考えておろしニンニク(無料)は遠慮しましたし、トッピングで一番人気というネギごまと半熟玉子がセットになったものなんかは追加すれば間違いなく美味しそうでしたし、今回いただかなかった辛味噌油そばも気になるところ。幸い、こちらの東京油組さんは、都内に店舗がいくつもあるので、また上京した時にでも、それらを試してみたいと思います。ごちそうさまでした。

平成29年12月訪問

栃木県さくら市 ラーメンショップ 氏家店 【閉店】

 パンチの効いたというか、少々変わり種のラーメンをいただいた後は、個人的なベーシックと呼べるようなラーメンがいただきたくなるのですが、この日もそんな感じでお伺い。それでいただくのはネギラーメンと決めていたものの、注文時に口から出たのは「ネギチャーシュー」。こちにのお店ではネギラーメンとネギチャーシューメンの価格差が100円しかないので、貧乏性の私は、つい、そちらにしてしまうことが多いというか。

ネギチャーシューメン(並) 880円
ネギチャーシューメン(並) 880円
 で、ラーメンに限らず食べ物は、TPO(ってファッション用語ですがね)をわきまえ、よっぽどマナーから外れていなければ、自分の好きにいただけば良いとは思うのですが(ただしクチャラーは全てにおいて勘弁願いたいのですが、鼻が詰まっていると、どうしてもなっちゃう場合ってありますよね。)、今回は何となく、私の攻略法を交えて今回のネギチャーシューをご紹介しようかと。それで登場して直ぐ行うのが、一面に載ったチャーシューをスープに沈めると同時に、全体をよく混ぜること。チャーシューはミチっとした食感の(多分)モモ肉なので、熱を入れてもとろけるような柔らかさにはならないのですが、そこは気持ちということで。でもって、それよりも大事なのは、ここラーメンショップ氏家店のネギラーメンやネギ味噌ラーメンって、ラーメンのタレが細(こま)切れのチャーシューと共にネギと和えられているので、混ぜないとスープ全体に味が付かないんですよね。あと、ネギも細(ほそ)切りというよりも短冊切りに近い幅なので、スープの熱を加えた方が歯応えと辛味のエッジがマイルドになるかと。そして、混ぜることによってゴマ油の良い香りがより漂う中、まずは何も加えず、スープを一口。こちらのお店は結構ライト目とはいえ、豚骨ベースのスープはどうしたって日によってコンディションに差が出来ますし、味加減に関しても、多少なりともブレがあるので。(この日は味付けも丁度良く、豚骨感も普通な感じでした。)で、この時に、この後の作戦を考えるのですが、と言っても、使う薬味や調味料、味変のタイミングくらいなもの。この時点で「バッチリ旨い!今日は神ってるぜ!!」と思えれば、そのまま暫く食べ進み、味変は最後にニンニクでちょっとだけ。この日のようにそうで無い場合は、ネギラーメンの場合最初にコショウを投入し、折を見ておろしニンニクを、という順で。ちなみに味噌ネギの場合、コショウは使わないのですが、逆にネギラーメンの時にコショウは省略していきなりニンニクを投入する場合もあったりして。またニンニクの投入方法は、レンゲに取ってスープで溶き全体に投下する時より、スプーン1杯分をそのまま1箇所に投下して、徐々に混ざり合っていく様を楽しむことの方が多いです。そんな変化するスープを楽しみつつ、全体に散らばったネギと共にチュルシコっとした細めのラーショ麺を啜り、(ネギチャーシューやネギみそチャーシューの場合は)チャーシューを囓りを繰り返し、通常は麺の量が残り3分の1くらいになった時、味噌ネギの場合はほぼ毎回、ネギラーメンの場合は更にパンチが欲しい時のみ豆板醤の登場。この時、スープに投入すると味が変わりすぎてしまうので、レンゲに取って少量のスープで延ばし、それに麺を付けてという感じでいただきます。ちなみにこのレンゲに取って付ける方法は、大昔に九州の、確か博多でラーメンをいただく際、「赤胡椒」(唐辛子味噌っぽい調味料)の使い方として教えて貰いました。あと、最初にスープをそのままいった時、塩気が薄めに感じた場合もこの方法は有効です。そして終盤は、お酢を投入。ちょっとだけ入れてマイルドにするも、もう少し入れてサッパリ感を出すのも気分次第なのですが、ここで間違ってドバっと入れてしまうと、何とも悲しい気持ちになってしまいます。で、最後は、底に沈んだ細(こま)切れのチャーシューと共にスープを飲み干してフィニッシュ。こちらのお店の豚骨スープは前述のとおりライトめなので、気兼ねなく飲み干せますね。

 というわけで、今回も美味しくいただいたのですが、全体をよ~く混ぜることだけは、皆さんもは必ずやって欲しいなぁ、と。(最初に味が薄いと感じる時も、大抵は混ぜ不足だったりするので。)ごちそうさまでした。

平成29年12月訪問

埼玉県さいたま市 蒙古タンメン 中本 大宮店

 この日は、久しぶりに或るアーティストさんのワンマンライブを観るために上京。で、その途中で腹ごしらえをしていこうと思うのですが、そんな時思い浮かんだのが久しぶりとなるこちらのお店。中本の情報ではいつもお世話になっているウェブサイト「蒙古タンメン中本の道」さんによれば、かねてよりいただいてみたかった限定メニューが提供中だったので、お伺いすることに。

 それが、この胡麻極辛(ごまきょくしん)。前述の「蒙古タンメン中本の道」さんによれば、辛さレベルは10段階中の8だそう。また。麺の量は標準で1.5玉とのことで、食券を渡す際「麺少なめで」とお願い。で、麺を減らしておいてなんなのですが、このラーメンでお米が食べてみたかったので半ライスもいっときました。

胡麻極辛(麺少なめ) 930円
胡麻極辛(麺少なめ) 930円
半ライス 120円
半ライス 120円
 それで食券提出からさほど待たずに登場したのですが、パっと見ではゴマのお陰か唐辛子の赤さは控えめ=大人しそうにも感じられるものの、刺さっているレンゲを動かすと、ツユには固形物が多くてドロドロっとした感じがしてやっぱり手強そうな気も。で、そのツユを早速口に運ぶと、ドロドロの正体はすりゴマでしょうか?芝麻醤を使った日本式担々麺のようなクリーミーなコクというよりも、食感共々、もっとナッツ感のあるゴマ味が強く、そこに一体化した挽き肉のコクや、ショウガが後から追いかけてくる感じが。また、ゴマ味のお陰か塩気がマスクされ、中本さんにしては塩分控えめにも感じられました。(もっとも、他のお店と較べれば十分な濃さですが。)ちなみに辛さは、こちらもゴマ味のお陰で初めから攻撃的に来ないものの、さすがにレベル8だけあって、すぐに口の中に蓄積。またゴマのお陰で中太の麺にもたっぷり絡むので、自然と口に入る量が増えて余計にそう感じるのかもしれません。(個人的には、食べる分には平気なものの味わうにはギリギリという感じでした。)それと挽き肉以外の具は、茹でモヤシとニラ、そしてスライスされたゆで卵と輪切りの白ネギなのですが、いただいていくうちにこれらも全て、ドロドロスープに飲み込まれて一体化し、後半は食感の違いでそれと判る感じに。そして、麺を食べ終わった後は、手を付けていなかった半ライスをスープに投入。これがやってみたかったので、プチ麻婆丼ではなく半ライスにしたのですが、旨いっちゃ旨いものの、ここで先程の塩分控えめ感が出てきて、個人的にはもうワンパンチ欲しい感じ。しからばと、卓上の紅生姜を半ライスの容器に取り、つまみながらいただいたところ、これが良い感じになりました。ただ同時に、デフォルトの麺量が1.5玉なのは、このスープはライスよりも麺で食べきった方が美味しく感じるからかなぁ、と思ってみたりして。

 というわけで、美味しくいただきお腹いっぱいになったものの、自分流のアレンジが微妙な結果に終わってしまい、ちょっと勿体ないとも感じてしまった今回の訪問となりました。ごちそうさまです。

平成29年12月訪問

栃木県矢板市 味一番

 最近、あまり気合いを入れずにラーメンをいただきたい時に候補となるのが、矢板市にあるこちらのお店。この日も家人共々そんな感じだったので、ゆるっと開店直後にお伺いしました。

Aセット(味噌ラーメン) 800円
Aセット(味噌ラーメン)800円の味噌ラーメン
Aセット(味噌ラーメン)800円の半チャーハン
 それでいただいたのが、こちらのお店定番のセットメニューで、いわゆるハンチャンラーメンとなるAセット。ラーメンは、醤油、味噌、豚骨から選べますが、今回は味噌ラーメンをお願いすることに。それで、味噌ラーメンも半チャーハンも、ちゃんと鍋を振って調理する音を聞きながら待つこと少しでまずは味噌ラーメンから登場しました。で、早速、ツユから行ってみたところ、これが口当たりはマイルドですが、ベースのスープの旨味に炒めた肉と野菜からの旨味も加わり、更に味噌ダレも若干濃いめに効いたしっかりとしたもの。ニンニクはさほど強く効いておらず、トウガラシではなく黒コショウがアクセントになっているのが面白く感じます。それに合わせる麺は、太麺では無くラーメンと共通の細麺というのが珍しい気がしたのですが、チュルっとした食感が、これはこれで合っているんじゃないでしょうか。そして具は、もやしやニラ、ニンジンなどの野菜と豚肉を炒めたものに、ワカメもプラス。あと、薬味のネギの切り方に、中華料理屋さんを感じました。それから、一緒にいただいた半チャーハンですが、以前いただいた時と同様の、コショウとハムの風味が効いたしっとり食感のもの。味噌ラーメンと一緒にいただいても旨いです。あと余談ですが、これまで個人的に、中華料理屋さんで味噌ラーメンを頼むことは少なかったのですが、今回、トラディショナル(個人的には豚肉と野菜を炒めて煮るスタイルで、チャーシューは載らないものをそう思っています。)だけどオリジナリティー(黒コショウの効かせ方とか、麺が細麺なところとか。)もある味噌ラーメンをいただけたことで、今後、その食べ歩きもしてみたくなりましたね。

チャーシューメン 700円
チャーシューメン 700円
 こちらは、家人がいただいた品。どちらかというとミシっとした懐かしい系統のチャーシューがドドンと4枚載っているのですが、ちょっとだけ味見させて貰ったところ、その風味がラーメンに肉々しさをプラスしている気が。これはあとで、自分の物として丸ごと一杯いってみたいですね。

 というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、作っているのを待つ間にふと思ったのが、この味噌ラーメンと半チャーハンを同時に出すセットって、滅茶苦茶手間かかってますよね。(だって、どちらも中華鍋振るんですよ。それも1人で。)更には、家人のチャーシュー麺まで同時に作り、それがあまり時間差無く出てくるのって、考えてみたら凄いことだなぁ、と。ごちそうさまでした。

平成29年12月訪問

栃木県那須塩原市 手打ラーメン ふくべ

 この日は、家人と那須塩原市内の映画館で朝一番の上映を見た後、そのまま市内で昼食という流れになったのですが、今回はこちらのお店で久しぶりにいただくことに。で、前回お伺いしたのが平成22年10月って、時の流れは速いものですなぁ。

 それで店内に入り、小上がり席に着席。確かこちらは、醤油味と塩味だけだったっけと思ってカウンター上に貼ってあるお品書きを見たところ、みそラーメンの文字を発見。家人のラーメンと共にお願いすると、あまり待たずに登場しました。

みそラーメン 850円
みそラーメン 850円
ライス 100円(写真なし)
 というわけでそのみそラーメン。中央付近の赤い物は、注文後「辛いのは入れますか?」と尋ねられたさいにお願いしたので入ったもの。ひと舐めしたところ、豆板醤っぽいですかね。それでその辛いのを、最初は混ぜないようにまずはツユからいってみたところ、表面にそれなりの量の油は浮いているもののしつこさは無く、ベースとなったスープのじんわりとした旨味に、角の無い味噌ダレがこれまたじんわりと効いて、これが何とも優しい味。ですが、食べ進むうちに優しいだけじゃ無いというか、それらが織りなすしっかりとした「味」が感じられます。また手打ちされる中くらいの太さの麺は、ピロムチっとした食感が良いですね。で、前述のスープは、この麺に合わせた味付けになっているんだな、と思ったりして。そして具は、ちゃんと「肉」感のあるチャーシューに、キャベツ、モヤシ、ニンジンといった野菜類は炒めではなく茹でるか煮たタイプでしょうか?そうすることによって、より一層マッチングが良くなっているようにも思えます。あと、辛いのは、混ぜるのが後半になってしまったせいか、味が一気に鋭角に変わって、個人的にはちょっと勿体ない感も。溶かすなら、最初の方が全体に馴染みやすいですかね。あと、写真だと切れちゃってますが、一緒に出てきたお新香が美味しかったというか、お陰で思わずライスが欲しくなり追加で頼んで、更に(お新香が苦手な)家人の分のと合わせていただいてしまいました。

ラーメン 650円
ラーメン 650円
 こちらは、家人がいただいたもの。例によって少々味見させて貰いましたが、当たり前ながら、私がいただいたみそラーメンよりも、より出汁感があるというか、こちらのラーメンって、当地の一般的なものよりも醤油感控えめで、その替わり麺の旨さとこの出汁感で食べさせるように感じました。ちなみに家人も「美味しい」と。

 というわけで美味しくいただいたのですが、エッジの効いたラーメンも良いけれど、こういう優しい味のラーメンも、やっぱり良いもんだと、改めて思った次第で。ごちそうさまでした。

平成29年12月訪問


 平成29年中に仕入れたネタはまだ沢山残っているのですが、平成29年の更新は、この記事で最後になります。また来年も、暫くはこのペースでの更新を予定しておりますので、よろしければおつきあい下さいませ。(ただし、次の記事は、明日の更新を予定しておりますが。)

 それと余談というかどうでも良い話ですが、昔、別のハンドルネームでブログを書いていたものの、色々思うところあって別ハンドルネームとなり当ブログを立ち上げたのが平成24年の暮れ。ですが同時に、旧ブログで書いた記事が勿体なくて、その一部をリライトしつつ移植し始め、5年掛かってようやく移植が完了することができました。(ラーメン等訪問店一覧、およびそばうどん等訪問店一覧の記事にも反映してあります。)今となっては閉店されたお店も多く、情報としてはあまり役に立たないのですが、気持ち的に一区切り付けることができたということで、個人的には当ブログから暫定の文字がようやく取れた思いでございます。

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馬 たひお (@uma_tahio)
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自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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