たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

北海道千歳市 富川製麺所 新千歳空港店

 旅の最終日。新千歳空港でチェックインを済ませ保安検査所を通過すれば、あとはいよいよ、帰りの飛行機に乗り込むだけとなつてしまいました。しかしここで時間が少々あったのと、今回の旅行中ラーメンを1杯しかいただいていなかったことを思い出し、手持ちのスマホで調べたところ、出発ロビー内にラーメン店があるのを発見。腹具合にも多少余裕があったので、北海道の最後の最後で1杯いただくべくお伺いしました。

 飲食店が3軒ほど集まった小さなフードコート的スペースにお店はあり、午前8時の開店からまだ30分も経っていなかったのですが、それでも先客が数組ほど。お品書きを見ると味噌・醤油・塩味とひととおりあり、更には辛味を効かせたものやエビ塩味などメニューは豊富。また、「富良野」「無化調」「自家製麺」「ふらの山桜スモークチャーシュー」などといった貼り紙もしてあり情報量は多すぎるくらいだったのですが、そんな中から以下の組み合わせでオーダー。男性の店員さんが黙々と調理師、程なくして注文時に渡されたベルが鳴りました。

ハーフラーメン(みそ) 600円 + バターコーン 200円
ハーフラーメン(みそ) 600円 + バターコーン 200円

 それで早速スープ、バターの影響が出ていない箇所を選んでいってみたところ、「無化調」を謳うスープの第一印象は、どこか豚汁を思わせる味わい。ただ、ベースの出汁や油っ気もしっかりとあり、無化調故か濃いめの味付けと相まって、ちゃんと味噌ラーメンのスープになっていました。またそこに合わせる麺は、味噌ラーメンでは珍しく感じる細縮れ麺で、かなり強い弾力も特徴的なのですが、更に濃いめのスープの中でも存在感を失わない、香ばし系の個性的な風味が。「焙煎麺」という表記があったので、この麺のことを指していたんですかね。そしてチャーシューは、スモーキーな風味が印象的。あとこれも味噌ラーメンにしては珍しく感じたキクラゲの他に、豚肉、タマネギ、白菜が入っていて、このあたりが豚汁っぽい味わいの要因でしょうか。そのせいか、一味がや七味といった薬味がとても良く合いました。それと追加したバターコーンは、このラーメンにも間違いのない相性の良さ。ただ、スープのコッテリ感が更に増してしまったので、個人的にはライスがとても欲しくなってしまったという。

 というわけで、北海道最後のラーメンを美味しくいただいたのですが、こういうところに出店するお店にしては、かなり攻めたというか、個性的な一杯という感じで、個人的には大いにアリ!でしたね。ごちそうさまでした。

令和元年9月訪問

北海道上磯郡木古内町 キッチン キーコ (道の駅みそぎの郷きこない内)

 函館から道南いさりび鉄道というローカル線に乗り、着いたのが終点の木古内(きこない)という駅。それでこの駅を降りて駅前のロータリーを挟んだ向かい側にあるのが、平成27年(2015年)にオープンした「道の駅みそぎの郷きこない」。ちなみに「みそぎの郷」というのは、木古内町で毎年1月に行われている、天保年間から続く神事「みそぎ祭り」に由来するとのことですが、私のような穢れまくった人間にとっては、有り難いような近寄り難いようなネーミングですね。

 それはさておき、そんな道の駅に、帰りの列車が出るまでのちょっとした時間を利用して立ち寄ってみたのですが、館内には同じ列車を降りて向かった人の何十倍もの(とはちと大げさですが)お客さんがいて、駐車場もクルマでいっぱい。道の駅としてはとても盛況なようですね。で、館内の、木古内町の公式キャラクターにしてこの道の駅の観光駅長を務める「キーコ」の名前が付いた飲食売店で、最初はおやつに「みそぎの塩ソフトクリーム」でもいただこうと思ったのですが、そのちょいと下にあるものを発見してしまったものだから、急遽そちらを注文してしまったという。

みそぎの塩わかめラーメン 400円
みそぎの塩わかめラーメン 400円

 それがこの、みそぎの塩わかめラーメン。まずはスープですが、表面の油が若干多めなのでややこってりとした口当たりと、ニンニクを思わせるような食欲をそそる風味が特徴的。ただそのこってり感と香りのせいもあって、何を出汁に使っているかは正直なところわからず。っていうか、魚系や動物系の激しい主張はなく、さりとてあからさまな旨味感はなく、程よい塩気と相まって必要十分な感じです。また麺は、中細のゆるっとウェーブがかかったタイプで、食感はモチっと。それと具は、お麩や、見た目そして味的にも存在感のあるピンク色したナルトが珍しく感じたのですが、メインは何と言っても地元木古内産というワカメ。歯応えはあるけど固すぎず、またワカメ自体の味もしっかりとしていてなかなかに旨かったです。

 というわけで美味しくいただいたのですが、お値段を考えればとても立派な一杯をいただけ、満足いたしました。ごちそうさまです。

令和元年9月訪問

栃木県宇都宮市 手打ちラーメン みうら

 今年はあまりいただけないまま冷し中華の季節が過ぎてしまいそうになっていたのですが、そんな中で今年こそはお伺いしなきゃと思っていたのがこちらのお店。というのも約10年ほど前、某もんみやの企画での期間限定の冷し中華をいただいたことがあったのですが、その際、ラーメンと違って冷たい手打ち麺の旨さがとても印象に残ったんですよね。で、毎年いただこういただこうと思いつつ夏が過ぎてしまっていたという。

 それで8月下旬の某日、行列に並ぶ覚悟を決めてお伺い。もっても、その前に駐車場に車を入れられるかという問題もあったのですが、1台分だけ空いていたスペースになんとか駐車することが。で、あまり待つことなく相席できたのでもラッキーでした。

冷し中華(大盛) 950円
冷し中華(大盛) 950円

 それでいただくのは冷し中華と決まっていたのですが、つい大盛りで。で、ちょっとだけ待ってから登場したものを、早速麺を引っ張り出していただけば、これが、もう。ツルッとした表面の口当たりも良いのですが、個人的に一番好きなポイントは〆られたことによって増した噛み心地。もちろんただ硬いなんてことはなく、硬質だけとシコシコな弾力というか、噛むと歯を心地良く押し返してくれます。また、それに合わせるタレは、ベーシックな醤油味ですが、お酢や醤油のエッジがわりと立ったタイプ。ゴマ油も効かされていてハッキリとした味わいですが、逆にこれくらいハッキリしていないと、強力な麺に負けてしまうかと。それと具は、あとはキュウリとトマト、薄焼きの卵などベーシックなものが揃っていますが、そんな中ラーメンと共通の、ミシっとした歯応えのスモーキーなチャーシューが白眉。その香りが、ほんと良いアクセントになっていますね。更にアクセントと言えば、刻み海苔といりゴマもそう。ただの付け足しじゃなく、しっかりと機能しているように感じました。

 というわけで美味しくいただいたのですが、これをいただけるのが8月一杯というのがほんと残念だったりします。ごちそうさまでした。

令和元年8月訪問

栃木県那須郡那珂川町 日本と中国の家庭料理 杭州酒家 吉田屋

 この日、久しぶりに用事で那珂川町へと行くことになったのですが、例によってついでに昼食となった時、同行者(この日は家人じゃないです)がチョイスしたのがこちらのお店。個人的にも、栃木県の地元メディアで見て以来気になっていたお店だったので、ちょうどよかったです。

 それでいただいたのは、AからDまであったランチメニューの中から、ラーメンとチャーハンがセットになったこちらの品を。ちなみにチャーハンは五目チャーハンの他、エビチャーハン、蟹チャーハンも選べました。

ランチメニュー D ラーメン・五目チャーハン 850円
ランチメニュー D ラーメン・五目チャーハン 850円

 店主さんお一人で作っておられるらしく、注文からそれなりに待ってから登場したのですが、その際、ハムの載ったラーメンに心がときめいたというか。で、まずはそのラーメンのスープを一口いってみたところ、語彙が貧弱な私なんかだと、つい「懐かしい」と表現してしまう味わい。あっさりしているけど旨味は十分で、派手さはないけど、とにかくホっとできる旨さなんじゃないでしょうか。また麺は、チュルチュルっした食感の細いタイプで、このスープとよく合っていると思います。そして具は、前述のハムのほか、歯ごたえのあるこれまた懐かしい感じのチャーシューに、あっさりした味付けのメンマ、そしてワカメとナルトでした。

 それと、セットのチャーハンですが、これが、また!個人的に、チャーハンはパラパラ過ぎない方が好きなのですが、こちらのはしっとりした口当たりで、口に含むとスープのような旨味も感じられます。それと具はチャーシューとハム、ネギと卵といったころでしょうか?その具のお米との一体感も良いですね。

 というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、それに加えて、地元に密着した街の中華料理屋さんといったお店の雰囲気も良かったですね。ごちそうさまでした。

令和元年8月訪問

栃木県矢板市 カレーハウス CoCo壱番屋 矢板国道4号店

 しばらく前に、店舗限定のカレーらーめんをいただきにお伺いした(その1、その2)こちらのお店ですが、夏に入る頃からお店の周りに「カレーつけめん」の幟旗がひらめきだしました。で、当然気になっていたところ、この日、ようやくそれをいただくべくお伺いした次第。

スパイス香る魚介カレーつけ麺 890円 + 旨辛にんにく 150円
スパイス香る魚介カレーつけ麺 890円 + 旨辛にんにく 150円
ライス 103円
ライス 103円

 なのでいただくは当然こちらの品。お品書きの薦めるままに、トッピングとして旨辛にんにくと、追い飯用のライスも注文してしまいました。で、早速、麺をつけ汁に浸けようとするのですが、そのつけ汁の表面には魚粉でしょうか?あとスパイスが幾種類も。なのでそれら混ぜつつ麺を浸けていただけば、これがなかなか。個人的に、カレーラーメンやカレーつけ麺の類はどこまでカレーに寄せるか、逆にどこまでラーメン・つけ麺に寄せるかがポイントだと思っているのてすが、これはカレーにただ麺を浸けるのではない、ちゃんとカレー味のつけ汁になっていて、更に魚風味やスパイスも良いアクセントに。ちなみにスパイスは別に小瓶でも来るので、適宜追加することも出来ます。それと今回は、辛さをあえてノーマルで注文したのですが、辛味だけで言えばちょっと物足りない気がするものの、全体の味のバランス的にはこの方が良いかもしれません。また麺は、温盛り、冷盛りが選べる極太麺で、今回は冷盛りでお願い。ぐみっとした食感ですが、最近流行りのやたらとコシや歯応えがあるタイプでないのが、個人的には好印象。あと別皿で提供された旨辛にんにくは、揚げニンニク+旨辛ダレという感じの品で、揚げニンニクは具としても合い、タレも味変に重宝しました。そして最後は、残ったつけ汁に追い飯してフィニッシュ。いい感じでつけ麺に寄せたつけ汁ですが、カレーだけあってライスとの相性も悪くなかったです。

 というわけで美味しくいただいたのですが、カレーラーメン自体かなり珍しいメニューだし、ましてやカレーつけ麺となると相当レアな気がするものの、しっかりとバランスよく感じる味わいは、さすがココイチさんだなと。ごちそうさまです。

令和元年8月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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